ティーンズソウル、毎週金曜に国会前抗議行動
2016年5月12日1:07PM
高校生をはじめとする10代の若者が安全保障関連法に反対して立ち上げたT-nsSOWL(ティーンズソウル:Teen Stand up to Oppose War Law)が4月15日、憲法違反の安保関連法の廃止、また立憲主義、民主主義に反する安倍政権の退陣を求め、毎週金曜日夜に国会前抗議行動を開催することを発表した。
「安保法の問題点は変わっていないのに、メディアや世論の中で『安保法』という言葉が薄らいでいることに危機感を抱いています。T-nsSOWLは、昨年8月から渋谷や原宿などでデモを開催してきました。夏の参院選前まで、国会前という与野党の議員が見ている前で、諦めずに声を上げていくことが重要だと思い、それが自分たちの未来をつくることだと思っています」と龍紀さん(18歳)。
今夏の参院選では初めて「18歳選挙権」が実施されるが、T-nsSOWLの大半は18歳未満。あいねさん(17歳)は、「公職選挙法のために、私たちにできることは限られているが、自分たちがどういう政治を求め、どういう社会を望んでいるのか、声を上げていきたい」と話した。ソラさん(16歳)は、「デモをするたびに街の反応は変わっていった。国会前行動を続けることで夏の参院選を盛り上げていきたい」と語った。
第一回目の国会前抗議行動は、4月29日19時から行なう予定だ。
(弓削田理絵・編集部、4月22日号)