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LGBT祭典に7万人超参加――ケネディ米国大使も登場

2016年5月24日10:24AM

祭典に参加したキャロライン=ケネディ駐日米国大使(左から2人目)。(撮影/及川健二)

祭典に参加したキャロライン=ケネディ駐日米国大使(左から2人目)。(撮影/及川健二)

LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)の日本最大の祭典・東京レインボープライドが5月7日、都内・代々木公園で催され、参加者は渋谷・原宿界隈を行進し、沿道にいる人たちに権利向上と理解を訴えた。開催は今回で5回目。

サプライズでステージに登壇し、会場を沸かせたのが、キャロライン=ケネディ駐日米国大使の参加だ。

イベントのロゴ入りTシャツに虹色のストールをはおって登場したケネディ大使は「ここでお話しする最初の駐日米国大使となって、ゴールデンウィークをレインボーウィークにするためにみなさんと参加できたことを誇りに思います」と述べた上で、10代のLGBTがイジメに遭い、成人のLGBTが職場で差別に遭っている現状を告発し、

「私たちは偏狭さや冷酷さと闘い、苦しんでいる人々に手をさしのべる」

「若者たちにはありのままに愛している人々がいることを知ってほしい。また、入院しているお年寄りに面会するパートナーが差別を受けることがあってはなりません。そして、誰もが愛する人と結婚できるべきです」

と述べ、同性婚の実現を訴えた。

例年、レインボープライドに参加しているキャンディ=ミルキィさんはケネディ大使の話を聞き、「年々、LGBTを取り巻く環境が改善していっているように思う。NHKラジオがニュースで、このイベントを紹介し、LGBTとは何かを解説するようにまでなった」と感慨深げに語った。

同イベントの来場者数は主催者発表で7万500人となり、過去最高になった。

(及川健二・日仏共同テレビ局France10記者、5月13日号)

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