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東京の衆院小選挙区は野党惨敗が必至 野党幹部らの訴えとは?

2017年4月7日12:37PM

野党各党代表、衆院選の都内小選挙区候補予定者らが一堂に会した。(撮影/斉藤円華)

次期衆院選に向け、東京小選挙区で野党候補が勝利するよう、市民との結束を呼びかける集会が3月13日、衆院第一議員会館で開かれた。野党各党の代表者、都内で出馬予定の候補者、各選挙区の市民団体ほかが登壇した。

「市民と野党をつなぐ会@東京」が主催し、420人が参加。会場の大会議室(300席)だけでは収まらず、参院議員会館の別会場で同時中継が行なわれた。

各党からは民進党東京都連会長代行・長妻昭衆院議員、日本共産党書記局長・小池晃参院議員、自由党共同代表・山本太郎参院議員、沖縄の風・糸数慶子参院議員が出席。地域政党の東京・生活者ネットワークからも山内れい子都議が姿を見せた。

長妻氏は「昨日の民進党大会で原発ゼロ基本法案の国会提出も決めた。森友問題のように、与党にコネがある人に利益が流れる歪んだ分配を正していく」、小池氏は「森友学園はアベ政治の象徴だ。野党の共通政策作りを加速させる」などと述べた。山本氏は「(働き方改革が容認した)月残業最長100時間(未満)は過労死ラインを超えている。野党共闘は政治を変える唯一のカードだ」と訴えた。

現在、25ある東京小選挙区での出馬を予定している野党候補者は49人。1人だけが当選する小選挙区で、野党の候補者が重なれば票が割れ、当選が遠のく。野党候補者が1人の選挙区は二つしかない。

8区(杉並区)はこれまで自民党の石原伸晃氏が7回連続で当選。ところが次期衆院選では民進、共産、無所属の計3人が出馬を予定しており、票割れが必至だ。

市民団体「自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並」の東本久子さんが登壇して、「野党候補を一本化して石原氏を倒したい」と決意を語った。さらに「投票率を上げ浮動票を獲得するには、野党が勝つ可能性がある選挙戦を行なう必要がある」とも述べた。

(斉藤円華・ジャーナリスト、3月24日号)

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