東ちづるさん初プロデュース映画のテーマはLGBT
2017年7月28日11:47AM
「『LGBT』という言葉は広がっていても、当事者一人ひとりにとってはまだ距離が大きい」
こう語るのは俳優で一般社団法人Get in touchの代表を務める東ちづるさん。現在、LGBTをテーマとした作品の映画祭であるレインボー・リールが東京で開催されているが、東さんが初めてプロデュースした作品『私はワタシ』が出品されている。7月4日に東京都内で上映会が行なわれた。監督は「(この作品を)撮るまでLGBTを知らなかった」という増田玄樹さん。映画はLGBTについて活動をしている45人へのインタビューで構成されている。
映画コメンテーターの有村昆さんは、トランプ大統領を引き合いに出し、「“わからない”からこそ壁を超える必要がある」と指摘し、「5年後には、LGBTは当たり前になっている感じがする。LGBTの方以外に見てもらうべき映画だ」と述べた。
本作は、7月16日18時25分から東京・南青山のスパイラルホールで公開される。映画祭が終わってからも上映会などを通じ全国的に展開する予定だ。東さんは、「(LGBTに対しては)地方の反応の方が大きい。この作品は営利目的ではなく啓発目的」と語り、本作の活用を呼びかけた。
詳細はURL http://getintouch.or.jp/
(赤岩友香・編集部、7月14日号)