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沖縄知事選、佐喜眞淳氏とヘイト団体の関係
西山隆則|2018年9月12日5:36PM
“遺言”で指名
一方、翁長知事が“遺言”で後継指名したとされる自由党衆議院議員の玉城デニー氏(58歳)は、正式な出馬表明が遅れている(8月28日現在)。玉城氏は沖縄に駐留していた米兵と伊江島出身の母との間に生まれた。父親の消息は不明なままだ。幼いころは、「ハーフ」でいじめられた。貧困も経験した。福祉関係の仕事をした後、ラジオのパーソナリティとして人気を集め、沖縄市議を経て09年の衆院選で初当選した。国会では本土選出の議員から「日本語読めるんですか? わかるんですか?」と差別的な言葉を浴びせられたこともある。
そんな玉城氏について翁長知事は「戦後沖縄の歴史を背負った政治家なので、今後沖縄を象徴する政治家になっていくのではないか」と語っていたという。
沖縄の魂を持った玉城氏とヤマトーに魂を売った佐喜眞氏──沖縄のリーダーとしてどちらが相応しいのか。有権者の責任は重大だ。
(にしやま たかのり・ジャーナリスト。2018年8月31日号)