【タグ】選択的夫婦別姓
「別姓訴訟」の支援募集──クラウドファンディング開始
宮本有紀|2019年4月2日12:28PM
婚姻時に夫妻いずれかの改姓を求める現行法制は別姓の選択を認めず信条による差別だとして、選択的夫婦別姓を求める裁判が現在、複数提起されている。それらの裁判を支援する「別姓訴訟を支える会2018」が3月14日、支援を求めるクラウドファンディングを始めた。支援金は、訴訟費用や報告集会運営などに使われる。
支える会の福沢恵子さんによれば、この募集には二つの大きな目的があるという。一つは先述の費用を賄うためで、もう一つはより多くの人に選択的夫婦別姓の必要性や意義を理解してもらうこと。「趣旨に賛同していても、遠方に住んでいて傍聴できないとか、自分の価値観や信条を明らかにすることが難しい立場の方もおられます。寄付は匿名でも可能なので、そのような方にも支援していただけますし、最新の情報とつながっていただけます」と話す。
「無理のない形で粘り強く支えるのが私たちの支援のスタンス」とのことで支援額は1000円から。目標額は150万円で期間は7月11日まで。申込みサイトはhttps://a-port.asahi.com/projects/bessei2018/
(宮本有紀・編集部、2019年3月22日号)
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