6・11「フラワーデモ」
全国9都市で共感の花開く
神原里佳、宮本有紀|2019年6月21日2:07PM
東京では東京駅前に約300人(主催者発表)が参集。性暴力被害当事者と支援者による団体「Spring」のメンバーで16歳の時に集団レイプに遭い、リストカットを繰り返したという岩田美佐さんは、「仲間と出会い、当事者の声を届け続ければこの理不尽な刑法を必ず変えられると希望を持っている。16歳のとき、人も社会も自分も信じられなかった私が、今やっと自分を信じたいと思う」と話した。
セクシュアルハラスメントなどの被害経験を持つ後藤稚菜さんが「性暴力被害者支援に予算をつけるとか、まともなジェンダー感覚の裁判官を育てるとか、加害者教育プログラムを拡充させるとか、国ができることはいくらでもあるはず」と訴えると「そうだ!」と声があがり拍手が起きた。
7月11日は名古屋がメイン会場。「私も」の思いを花に込め、連帯の輪は広がり続ける。
(神原里佳・ライター、宮本有紀・編集部、2019年6月21日号)