長崎・記者性暴力事件
市議会で田上市長だんまり
西岡由香|2019年7月6日7:00AM
「07年10月30日、市は加害者に事情聴取を行なっているが、報告書は16行。そのあと10月31日に、なぜか秘書課長が電話ですませている。これは6行」「このセクハラ対応は大失態では? 市長、どうか」などと池田議員は何度も田上市長に問いかけたが、市長は答弁せず。
「女性団体17団体と個人が、日弁連の人権救済申し立て勧告を受け入れるよう申し入れしたが、当日は市長不在だった。今後、会うつもりはあるか」との質問のみ「裁判中なので、会う必要があれば日程を組もうかと思っている」と答弁。
傍聴席を埋めた市民からは、「市長の言葉を聞きに来たのに……」「都合の悪いことは隠す市の姿勢があらわになった」「長崎市政は男目線でしか動いていない」などと怒りと失望の声があがった。
(西岡由香・漫画家、2019年7月5日号)