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村上誠一郎衆院議員が批判
「安倍首相は歴史の法廷に立てない」

西川伸一|2020年1月4日7:00AM

自民党の村上誠一郎衆議院議員が2019年11月28日に衆議院第一議員会館で、私のゼミの学生たちに講演し彼らの質問に答えてくれた。熱弁は2時間近くに及んだ。村上氏といえば、『自民党ひとり良識派』(講談社現代新書)の著書もある、いまの自民党では希有なリベラル派である。

同書の中で村上氏は「私は中曽根元総理の精神を取り入れ、今も政治活動のため収集した資料や、政策をパワーポイント化して管理し、国政報告、講演の場ではすべてパワーポイントで説明する」と述べている。

11月29日に死去した中曽根康弘氏が首相だった1986年の総選挙で、村上氏は初当選した。その中曽根首相と新人議員との夕食会が開かれた。席上中曽根氏から自分は初当選以来ずっと、重要だと思う政策などはすべてノートに書き留めてきたとの話があったという。感銘を受けた村上氏はそれを見習ってきた。

実際に、何百枚のスライドを作っているのかと思うほど、パワーポイントを駆使して次々に根拠を提示しながら自らの主張を展開し、こう結論づけた。安倍晋三首相は歴史の法廷に立てない。安倍政権は後世から史上最低の政権との烙印を押されるだろう、と。

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