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臨時増刊号製作中
「まるごと山本太郎」

植村隆|2020年1月13日12:05PM

即断即決で実現

8月28日、社員会議があった。町田が「山本太郎特集号現象」について報告した。向かいに座っていた業務部員の原口広矢が提案した。「臨時増刊号を出したらどうですか」。臨時増刊(臨増)とは、本誌とは別途編集するもので、週刊ではないため、書店に置いてもらえる期間も長い。

〈いい考えだ〉と私は思った。その場で、「やりましょう。この場で決めましょう」と社員たちに声をかけた。反対はなかった。即決した。副編集長の伊田浩之が「担当編集をやりますよ」と言った。森友学園問題などを扱った「皇國ニッポン」(2017年5月30日発行)以来、2年半ぶりの臨増の発行が決まった。

山本さん関連の本誌の過去記事の再録だけでなく、新たな取材も進めることした。10月18日夕方、伊田ら3人が編集部の大テーブルで、臨増記事の順番などを詰める「台割」づくりをしていた。それによると、グラビアや街頭記者会見、日本共産党の志位和夫委員長との共同会見、山本さんや「れいわ」をフォローしている雨宮処凛・本誌編集委員のコラムや記事の再編集、同党の政策資料集など様々なコンテンツが満載だ。もちろん、8月23日号の特集記事も全文再録(一つは大幅加筆)する。

街頭記者会見の編集を担当する尹史承が話す。「つかみも面白いし、分かりやすい。多くのメディアが報じないことをずばりと言う。削るのが大変です」

伊田が解説する。「山本さんが、いま一番逢いたい人との対談が、『目玉企画』です。対談はうまくいきました。これは、本誌に載せず、臨増のみの掲載です」。今後の山本さんの動向を占う重要な内容になりそうだ。相手は誰かって? それは発売後のお楽しみ。

臨増の名前は「まるごと山本太郎 れいわ新選組」。2019年11月28日発売。84ページで税込み800円。表紙写真も決まった。これも薄井さん撮影である。カラープリントし、過去の臨増に貼りつけて、ヒラ社長手製の「見本」を作ってみた。いけてるなあ。多くの皆さまに手にしてほしい。ぜひ書店でお買い求め下さい。売りまくりたい。乞うご期待。

(うえむら たかし・『週刊金曜日』発行人。2019年11月1日号)

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