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総理会見は虚偽じゃないか--追及!「桜」疑惑
片岡伸行|2020年1月28日3:19PM
「質問には答えません」
1月7日正午。安倍事務所を訪れたのは「市民の会」メンバーら10人。事務所カウンター前のフロアで対応した配川博之筆頭秘書は、いきなり「個別の質問には答えません」と切り出した。
参加者は面食らう。以下、筆者が入手した録音データによると、次のようなやりとりがあった。
――こんなに問題になっているのに説明、回答はしないのか。
「記者会見で話をしているので、それ以上はお答えしません」
――昨日の年頭記者会見で安倍さんは丁寧に対応と述べられたので、とても期待してきました。市民の中には疑心暗鬼になっている方もいます。
「個別に個人や団体の方にお答えすることはありません」
――では、「丁寧に説明する」というのは誰に対してなのか。
「大臣からあるかもしれませんし、わかりません」
――質問は安倍総理宛てだが。
「大臣にはこちらからいちいち報告しておりません」
――そのような回答は誰の責任で行なっているのか。
「私の責任で行なっている。あなた方の質問には答えません」
このあと、前夜祭の「領収書」をめぐるやりとりになり、「参加者すべてに発行しているのか」との質問に「配川秘書」は「行かれた方には(領収書を)発行している」とし、「もらっていないという人がいる」との指摘には「その人に聞いてみないとわからない」。また、「参加者名簿」について問われると「一切お答えいたしません」と繰り返し、その後の質問をすべて退けた。
参加者の1人はこう言う。
「最初から『回答はしません。総理には伝えません』の一点張り。12~13分すると、やりとりの最中なのに両手を広げて、鳥を追い払うように『出ていってください』と。それで私たちは外に追い出されました。『丁寧に対応』という総理の発言は虚偽じゃないのか」