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「桜」疑惑で自民党下関市議が証言「ホテル名義の領収書もらってない」
片岡伸行|2020年3月6日12:37PM
【自民党市議の証言】
「私は(前夜祭の)当日、うっかりしてそのまま会場に入ってしまった。会費を払っていないのを思い出し、受付に戻って支払ったのは覚えている。しかし、領収書をもらった記憶はないし、今も手元にはない」
そう語るのは自民党所属のA市議だ。
もう一人、同じく自民党のB市議はこう証言する。
「会場に入って食事をした記憶はあるが、受付をしたかどうかは曖昧。これが問題になってから領収書を探してみたが、内閣府や安倍事務所からの案内状などはすべて取ってあるが、領収書は見つからない。もらったという確かな記憶もない」
そして、こう付け加えた。
「ホテル名義なんでしょ? これほど問題になっているのに、なぜホテル側はきちんと説明をしないのか不思議でならない」
一国の首相が国会で明言したとおりなら、前夜祭会場となったホテルニューオータニは顧客と契約していながら明細書を発行せず、宛名空欄の領収書を800枚も大量発行する実にいい加減な企業ということになる。社会的に多大な信用毀損を被る恐れがあるのに、ホテルニューオータニが公の場で一切の説明も釈明もしないということは、事実を明かせばどちらかが、あるいは両者が法違反を問われる可能性があるからなのか。
(片岡伸行・記者、2020年3月6日号)