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UN Women(国連女性機関)が#HeForSheAtHomeキャンペーン
男性や男の子の家事(ケア労働)を奨励
宮本有紀|2020年5月22日4:43PM
新型コロナウイルスにより「女性は特有の状況(非正規雇用、無償労働従事、賃金格差等)が理由で、より大きな影響を受けています」と指摘するUN Women (国連女性機関)ではこのほど、男性や男の子が積極的に家事や育児などのケア労働に取り組むことを奨励し、家庭内でのジェンダー平等を求める#HeForSheAtHome(家庭でHeForShe)キャンペーンを始めた。
たとえば、家族のために食事をつくる、家の掃除をする、家事を協働する、子どもの世話をするなどのシーンを撮影して説明文をつけるなど、どのように「家庭でHeForShe」を実行しているかの内容を募集。写真や動画での投稿を想定している。
国連女性機関日本事務所の中村敏久氏は「多くの人が自宅待機となり、家庭内のジェンダー不平等が顕著に表れている。このキャンペーンは家事、育児などのケア労働を共有することによって、より多くの男性が家庭において公平な分担を担うことを目指している」と話す。投稿に「UN Women の #HeForSheAtHome キャンペーンを支持している」などと一言添えて#HeForShe@Homeや@unwomenjapan、@HeForSheをタグ付けすれば、UN Women本部HeForSheサイトや日本事務所でも拡散される。
ただし、不適切な内容と判断した投稿は紹介しないとのこと。「あなたやお子さんを固定概念的なジェンダーの役割にあてはめないように気をつけてください」が注意事項である。
(宮本有紀、2020年5月22日号)