【タグ】COVID-19|アベノマスク|医療崩壊|安倍晋三|新型コロナ
新型コロナ、初動における安倍政権の致命的なミス
市来伴子|2020年5月24日11:40AM
医療崩壊の足音が近づいている。新型コロナウイルス患者が入院する都内の医療機関では「コロナ診療をやればやるほど赤字になる」との悲痛な声が漏れる。
一般外来が前年比3割減、リハビリや救急搬送の縮小、人間ドックや手術の延期により月に数億円の赤字となる見込みだ。このままでは経営が破綻するとの危機感を顕わにする。
都の感染者数は、4月19日で累計3000人を超えた。病床はすでに満床となり、人工呼吸器が必要な重症患者が地域の病院で一時入院するケースもある。他にも大阪、兵庫でベッド数が足りず、4月17日付の共同通信の調査によれば、病床不足の割合は、東京25%、大阪9・3%、兵庫8・1%と深刻だ。
軽症者や無症状者の一部、PCR検査待ちの多くは自宅で待機するが、食料の「買い出し」や「ゴミ出し」などに明確なルールはなく、自治体の職員が生活管理をせざるを得ない。結果的に人員不足に拍車がかかり、自治体職員の感染リスクが高まっている。