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2月7日投開票の浦添市長選──那覇軍港返還に名を借りた浦添新軍港建設の是非が焦点
渡瀬夏彦|2021年2月5日7:00AM
自然との付き合い方
いわゆる「出発式」の二人の候補者(たとえば『琉球新報』のユーチューブ動画)の第一声スピーチを聴き比べてみていただきたい。どちらが抽象的スローガンで逃げ、どちらが具体的に誠実に政治課題を語っているかは明白である。
埋立計画地に最も近い浦添市の港川自治会長で里浜の自然を守る活動を熱心に展開してきた銘苅全郎さんは言う。「軍港はもちろん、埋め立て計画自体にわたしは反対しています。どちらの候補に市長になってほしいか、はっきりした気持ちがありますが、しかしどちらが勝っても、この海を守り、後世に自然の大切さ、自然との付き合い方を伝えていく、この流れが止まることはありません」
(渡瀬夏彦・ノンフィクションライター、2021年2月5日号)