医療「壊滅」に達した新型コロナ禍
榎本順一|2021年5月2日3:05PM
医療崩壊から医療「壊滅」へとステージが移行した。
私は昨年の早い段階から新型コロナウイルス感染症に関するヒアリングを各省庁から毎日のように受けてきた。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」が横浜港に帰港してからはさらにその時間が増えた。
感染爆発とともに、省庁からのヒアリングは秘書の陪席が3密回避の観点から不可となり、さらに「直接質疑を希望する議員」以外の国会議員の参加も不可となった。
以前から国会内の至る所にアルコール消毒液が配置されている。また、吉村洋文・大阪府知事の会見後に品薄となったポビドンヨードうがい薬も議事堂内のいくつかのトイレに常備されている。
吉村知事も衆議院議員だった頃に使用したことがあるかもしれないが、議員会館の各フロアエレベーター前にアルコール消毒液が配置されたのは2021年3月5日だった。つい先日のことだ。
私は日頃からアルコール消毒液を持ち歩き、マスクの着用は当然、3密の回避など最大限感染症対策に努めていた。昨年夏、新型コロナウイルスに感染した。