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成人年齢引き下げで懸念
10代のAV強要救済困難に
宮本有紀|2022年4月1日9:00AM
大学生の時にAV強要被害に遭った、くるみんアロマさんも登壇。音楽業界でデビューさせると言われたが「十数人に囲まれてあなたにどれだけ時間と金をかけていると思っているのかとAV出演を断れない状況に追い込まれた。一生消えない傷になっている」と体験を語り、「18歳、19歳の子が、夢見ていたデビューができるかもしれないというときに、冷静な判断で出演辞退ができるかというと違う」と述べた。
出席した与野党議員らは、対策に取り組むと発言。2月17日に質問主意書で「アダルトビデオへの出演強要による被害に対して支援が必要となる者の年齢については、飲酒及び喫煙と同様に、民法の成年年齢等とは異なる観点から検討されるべきであり、引き続き二十歳未満の者が締結した契約を未成年者取消権の対象とする等の対応を講ずる必要があると考える」として政府の対応を問うた塩村あやか議員(立憲)は、「4月1日から被害が生まれようとしている。放っておくと高校生AVがポピュラーになってしまう。こんな恐ろしいことを許してはならないので早急に特別立法で対応しなければならない」と意欲を見せた。
(宮本有紀・編集部、22年4月1日号)