G7首脳は停戦交渉のテーブルをつくれ
加藤登紀子さん、高村薫さん、学者らが声明
佐藤和雄・編集部|2023年4月29日8:28AM
死ななくてもよい多くの人々が死んだ
また、羽場氏は「『勝つまで戦う』とは、第2次世界大戦期の日本の軍部の論理だ。停戦を遅らせることで、沖縄戦があり、全土への無差別攻撃があり、広島・長崎への原爆投下があった。死ななくてもよい多くの人々が死んだ。戦闘を止めることが、連日殺されている国民のさらなる犠牲を止めるベストの選択だ」と発言。
そのうえで「停戦すればウクライナ東部は分断される」との指摘に対しては、「可能な限り広い緩衝地帯を設け、監視団を入れ、国際社会がこれを監視する必要がある」と述べた。
グループは、署名サイト「Change.org」に声明全文を掲載して賛同を求めている。同時に「今こそ停戦を」を大きく掲げ、G7首脳に「武器を供与し戦争を煽るのではなく、ロシアとウクライナの停戦の交渉のテーブルをつくってください」と求める意見広告を新聞に掲載するため、資金集めのクラウドファンディングを以下のURLで5月7日午後11時59分まで実施している。https://greenfunding.jp/sustena/projects/7234
(週刊金曜日オンライン独自配信コンテンツ)