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武器輸出は拡大するのか
防衛力強化2法案、立憲は防衛産業支援には賛成
金本裕司・ジャーナリスト|2023年5月14日7:00AM
防衛増税には反対で一致
政権側は法案が成立すれば、次は防衛増税を予定する。防衛力強化は賛成の日本維新の会、国民民主党も「増税反対」では立憲と足並みをそろえており、3党は法案審議に時間をかけ政府を追及していく構えだ。野党側が最後まで増税や法案に反対する姿勢を貫けるかどうかが焦点だ。
基盤強化法案には、防衛産業の防衛装備品(武器)の輸出を後押しする内容も含まれる。自公両党が4月25日から、防衛装備移転三原則の見直し議論を開始しており、これまで禁止してきた殺傷能力のある武器の輸出への拡大に、公明が反対を貫くかが焦点だ。立憲は、基盤強化法案自体には賛成したが「(軍用品の)歯止めなき輸出が行なわれることで、わが国が『死の商人』になるべきではない」(渡辺周衆院議員)と政権と一線を画している。今後の国会論戦で、どこまで政府・与党に迫れるかも注目点だ。
(『週刊金曜日』2023年5月12日号)