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残 夢

大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯

内容紹介

100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、時代の風潮を変える検察の"国策捜査"はここに始まり、いま現在も続いている。ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯はいまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

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