刑事告発 東京電力
ルポ福島原発事故
明石昇二郎
内容紹介
私たちは被曝してから一年が過ぎました――
福島原発事故の「当事者」が、事故当日から今後の刑事告発&告訴までを記したルポルタージュ。学者、文化人、報道機関などの「罪」を追及。
田原総一朗氏も「証拠」資料とともに俎上に。原発を追って二五年以上の著者にしか書けない「真実」。
第一章 原発事故は「現場取材」さえ拒む
炉心溶融事故、発生 /現地取材、断念
放射能雲、首都圏襲来/「SPEEDI」を迅速に引きずり出す
先送りにされていた「津波対策」
第二章 結論は「刑事告発」だった
拡大する放射能汚染/「ストロンチウム」を知っていますか
隠蔽された「レベル7」/緊急提言/福島取材、敢行
「東京電力からいただいたのは被害だけ。それ以外のものはいただいていません」
「計画的避難区域」に入る/刑事告発
第三章 「原発」とそれを「支える者たち」の正体
原発事故が暴いたもの/「言論人」の正体
東京電力に「プレゼン」を要求される
権威の直下で発生した「利益相反」スキャンダル
埋もれた「甲状腺ガン」研究報告
被害者、「集団刑事告訴」に立ち上がる