偽装
「耐震偽装事件」ともうひとつの「国家権力による偽装」
内容紹介
発売日:2015/04/19
小嶋進:元・実業家。首都圏に専有面積100平方メートル以上のマンションを、庶民でも買える価格で供給し、注目を集めた中堅不動産デベロッパー「ヒューザー」の元社長。1953年、宮城県生まれ。2005年に発覚した、いわゆる「耐震偽装事件」(本書で言う「姉歯事件」)で詐欺容疑に問われる。翌2006年に逮捕され、300日以上身柄を拘束される。2011年、最高裁で懲役3年、執行猶予5年の刑が確定した後も、無実を訴え続けている。
定価:700円
出版:キンドル版
【内容紹介】
2005年11月にマスコミ報道等で発覚した「耐震偽装マンション・ホテル」事件とはなんだったのか。疑惑の中心にいたとされる元ヒューザーの小嶋進氏が、事件の真相を赤裸々に明かす。本書で明らかにされる事実は、これまでテレビや新聞で報道されてきた「耐震偽装事件」の内容とはあまりにもかけ離れている。
【『偽装』目次】
まえがき
第一章 正夢
・ 日本の住宅が狭いのは「当たり前」のことなのか?
・ 「ウサギ小屋」から一〇〇平方メートル超の家へ
・ 「財産」になるマンションは三世代が続けて暮らせる
第二章 発覚
・ 「事件」前夜
・ 前祝い
・"死神"来社
・ 不可抗力なのに、会社存亡の危機
・ 反撃準備
・ 冤罪で身を破滅させるほどの「誤解」
・ 本来あるべき耐震性の「二?三割」しかない?
第三章 不覚
・ 妄想の産物だった耐震偽装"組織犯罪"の構図
・ 的外れだった"責任追及ショー"
・ 逮捕
・ 国家権力まで「偽装」する
・ 二人の「母」
第四章 無念
・ 量刑の理由
・ 事件を招いた国交省の「不備」
・ マンションは再び「狭くて高価」になった
あとがき