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『はじめてのマルクス』を読むために

内容紹介

『はじめてのマルクス』の発刊を記念して行なわれた鎌倉孝夫さんと佐藤優さんの対談。
資本主義はいま、カネか命かというギリギリのところまで来ている。ブラック企業で命を奪われる。他方、もう一つは戦争で命を奪われる。こうしたところまで行き詰まった資本主義をどうするかについて語り合う。

第1章 鎌倉孝夫さんの講演
『資本論』を論理として読むこと

科学としての『資本論』
資本とは流通運動である
資本の社会的存立根拠
株式・証券は擬制資本である
規制緩和が持つ意味

第2章 鎌倉孝夫さんと佐藤優さんの対話
アベノミクスは問題だらけ

近代経済学のむちゃくちゃさ
カント理解の重要性
国家をどう読み解くか
教養主義の復権が必要
アベノミクスと戦争をどう見るか
円安は近隣国を貧しくする
「成長戦略」は人間を破壊する
信頼が崩れるとカオスが来る

第3章 参加者からの質問と回答
資本主義は行き詰まっている

中国で激増する失地農民
「窮乏化」をどうとらえるか
多国籍企業が国を利用する
社会主義は実現したのか
新自由主義者は頭が悪い
なぜ幻想を持ってしまうのか
資本家も疎外されている

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