「週刊金曜日」を支えるサポーターになってもらえませんか

活字ジャーナリズム危機の時代に、2年目を迎えた「週刊金曜日サポーターズ」。寄せられたサポートは、誌面のコンテンツ力を高めるために活用させていただきます。人権や平和、言論の自由を守るため、果敢にペンをとってきた『週刊金曜日』をサポーターとして支えていただけませんか。

週刊金曜日発行人兼社長 植村 隆

週刊金曜日発行人兼社長植村 隆

『週刊金曜日』(1993年11月創刊)の創刊30周年を記念して発足した「週刊金曜日 サポーターズ」が今年4月で2年目となりました。読者の皆様からの支援金をクレジットカードや郵便振替などで受け付けるようにしたシステムです。

「週刊金曜日 サポーターズ」に、この一年間で寄せられた貴重な支援金は、誌面のコンテンツ力を高めるために活用してきました。本誌編集部員の本田雅和による長編ルポルタージュ連載「『本多勝一のベトナム』を行く」も、こうした支援によって、実現しました。皆様、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

この一年間で、サポートを送ってくださった方は686人で、そのうち毎月定額を決済していただくマンスリー・サポーターは101人でした。ただ、「マンスリー・サポーターを1000人集めたい」という目標には、まだ遥かに及ばない状況で、私どもの力不足を感じております。

サポーターズの皆さんからは支援金だけではなく、様々な励ましの言葉が我々のもとに届いています。一部を紹介させてください。


「政府の横槍であれ、経済的な理由であれ、『週刊金曜日』の出版がたち行かなくなった時、日本は終わりの時です」
「なくなっては困る。応援しています」
「真のリベラリズムの学習を兼ねての拝読です」
「『読者とともに作る』を信条にジャーナリズムの王道を進む週刊金曜日を熱烈支援します」
「日本の政治の劣化が急激に進むなか、貴誌は大切な雑誌だと思っています」
「経営は大変でしょうががんばってください」
「週刊金曜日を支えることは良き世の中の人の役に立つことだと思い微力ながらサポートを思い立ちました」……。

皆様の言葉が、胸に染みます。メッセージの一つ一つが、『週刊金曜日』をつくっているすべてのスタッフの励まし支えになっています。皆様、励ましのお言葉、ありがとうございます。

いま、活字ジャーナリズムは、深刻な危機の時代を迎えています。昨年5月には、日本最古の総合週刊誌『週刊朝日』(朝日新聞出版)が休刊になりました。採算が厳しいというのが、休刊の理由だそうですが、これは事実上の「廃刊」でしょう。元『朝日新聞』記者の私にとって、『週刊朝日』は「きょうだい」のようなメディアでした。残念でなりません。業界では、このように「休刊」の情報が相次いでいます。昨年だけでも、テレビ情報誌『週刊ザテレビジョン』(KADOKAWA)、漫画雑誌『イブニング』(講談社)、囲碁専門紙『週刊碁』(日本棋院)、月刊『みすず』(みすず書房)、ファッション雑誌『GINGER』(幻冬舎)、音楽雑誌『レコード芸術』などの休刊が相次ぎました。デジタル時代の大きな波に洗われる中、活字メディアは風前の灯のようです。新聞業界も不況の真っただ中です。日本新聞協会によると、2003年の総発行部数は5287万部でしたが、20年後の2023年には2859万部に落ち込んでいます。

私が『週刊金曜日』の発行人兼社長に就任したのは18年9月末でした。経営危機が表面化し、「本誌は経営的に極めて重大な危機を迎えている。このままでは廃刊の危機もありうる」という状況でした。社員の賃下げが決まり、身を削りながら再建を目指そうという時期でした。私自身、自分の給与を役職のない、つまり「ヒラ社員」水準まで大幅にカットし、「ヒラ社長」として再建の陣頭に立ってきました。

この5年半、社員の給与もそのまま据え置いています。22年には外注していたDTP(写植)を社内で出来るようにして、経費を大幅カットしました。さらに事務所経費削減のため、「本の街」神田神保町から、隅田川沿いの日本橋浜町に引っ越しました。このような経営改善努力にもかかわらず、23年6月期決算では1800万円余の営業損失を計上しました。

創刊時(1993年)に約5万部あった定期購読者数が、この春、1万部を割り込みました。経営のもう一つの柱として、電子メディアへの展開を進めていますが、まだ脆弱な状態が続いています。

その上、昨年来、日本経済は物価の高騰が続いており、印刷コスト、配送コストの増大が懸念されます。2024年6月期は、仮に予算を達成しても2千万円の営業損失となる見込みです。『週刊金曜日』の経営危機は新たな段階に入ろうとしています。

その一方で、日本ではいま、平和憲法の精神が踏みにじられ、軍事大国化の道をまっしぐらに進んでいます。「戦争前夜」と言っても過言ではありません。これに歯止めをかけなければ、言論の自由が弾圧され、国民が戦争に“熱狂”した「暗黒の時代」の再来になるでしょう。こういう時代だからこそ、人権や平和、言論の自由を守るため、果敢にペンをとってきた『週刊金曜日』の役割と存在意義がさらに高まっていると思います。

『週刊金曜日』では年間6千万円以上の取材費や稿画料(写真・イラスト・謝礼など含む)が必要です。まだサポーターズに登録されていない皆様におかれては、『週刊金曜日』をサポーターとして支えていただけませんでしょうか。どうぞよろしくお願いします。

サポートのふたつの柱

お知らせ

お問合わせ

ご連絡やご質問は下記窓口まで、メールでお知らせください。
supporters@kinyobi.co.jp

企業・団体の方へ

企業・団体からのサポートも原則的にお受けします。事前に下記窓口まで、メールでお知らせください。週刊金曜日の独立性を担保するために、お断りする場合もありますので、あらかじめご承知おきください。
supporters@kinyobi.co.jp

ご案内

よくある質問

Q

ネット上のクレジット決済システムからカード番号などが漏洩するのではないかと心配です。セキュリティは万全なのでしょうか。

A

決済代行専門会社のROBOT PAYMENTのシステムを使って決済していただきます。決済情報は暗号化されるので、漏洩の心配はありません。当社はカード情報を扱いませんし保管もしませんので、万が一当社がサイバー攻撃を受けても、カード番号が漏洩することはありません。

Q

カード番号やセキュリティ番号を打ち込むことには抵抗があります。カード決済以外の方法はありますか。

A

銀行振込をご利用いただくことができます。その場合はマンスリー・サポートではなくその都度(ワンタイム・サポート)ということになります。フォームからお申し込みいただければ、折り返し銀行名と口座番号をお知らせしますので、そちらにお振り込みください。振込手数料はお客様の負担となります。

Q

ゆうちょ銀行の口座しかもっていないのですが。どうしたらいいですか。

A

ゆうちょ銀行の口座から銀行口座に振り込むことができます。ゆうちょ銀行の口座にお振り替えを希望される場合は、ゆうちょ銀行備えつけの用紙を使って下記にお振り替え下さい。振込手数料は、お客様の負担となります。
口座番号:00120-7-572529
口座名義:株式会社金曜日

Q

マンスリー・サポートの決済日は毎月いつですか。

A

最初に決済していただいた日が第一回の支払日になりますので、以後は毎月その日に自動で決済させていただきます。

Q

決済するカードを変える場合、またカードの有効期限が切れて新しいカードになった時などはどうすればいいのですか。

A

カードの有効期限が切れたり、番号が変わった場合は、自動決済ができなくなります。サポーターズの登録情報を更新していただくよう、ご案内をメールでお送りしますので「マイページ」上で登録情報の更新をお願いします。決済カードを別のカードに変えることも、マイページ上で可能です。

Q

マンスリー・サポートの金額を変更したり、サポート自体をやめたいときは、どうすればいいのですか。

A

マンスリー・サポートの自動決済を停止するには、マイページ上の停止ボタンから手続をすることができます。金額の変更は直接には出来ませんので、現在のサポートを停止してから、新たなサポートの決済をお願いします。

Q

確定申告にあたり所得税の寄付控除を受けたいので、領収書を発行してください。

A

当社は認定特定非営利活動法人ではありませんので、当社に対するサポートは寄付控除の対象にはなりません。あらかじめご了承ください。領収書は必要に応じて発行します。お問合せフォームにてお申し付けください。

Q

遺贈によるサポートを検討しています。どのように進めればいいですか。

A

遺贈をお受けすることができます。進め方がよくわからない場合は、当社の顧問弁護士をご紹介することもできますので、お問合せフォームよりご一報ください。

特定商取引法に基づく表記

  • 運営団体
    株式会社金曜日
  • 業務内容
    書籍、雑誌及びパンフレットの企画、
    編集、出版及び販売
    ジャーナリストの教育並びに育成
    ジャーナリズム及びルポルタージュに
    関するセミナーの企画及び運営
  • 設立年月
    1993年5月1日
  • 資本金
    1000万円
  • 運営統括責任者
    植村隆
  • 所在地
    〒103-0007
    東京都中央区日本橋浜町1-5-13
    日本橋スカイビル6階
  • 問い合わせ先
    supporters@kinyobi.co.jp
  • 営業時間
    10:00~19:00
    (ご注文は24時間受け付けています)
  • 定休日
    土曜日、日曜日、国民の祝日、
    年末年始(12月30日~1月3日)
  • 分量・販売価格
    1回あたり1000円以上、毎月の定額継続
    払い、または単発払い
    (サポート金額)
  • 支払い
    ご注文はウェブサイト上にて24時間
    受け付けております
    マンスリー・サポートの場合、登録日に
    お支払いいただき、その後は毎月同日に
    請求いたします。
  • 支払い方法
    クレジットカード:VISA、MASTER、
    JCB、AMEX、Diners
    銀行振込
    ※クレジットカードでのお支払いは、
    株式会社ROBOT PAYMENTの決済代行
    サービスを使用しています。決済情報は
    SSLで暗号化され、安全を確保して
    います。
引渡時期、提供時期
お申し込み後、1週間以内にサポート受付確認のメールをお送りします。メールアドレスの記入ミスにご注意ください。また、supporters@kinyobi.co.jpからのメールを受信できるよう設定をお願いします。
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