世界大恐慌

■緊急対談・金子勝/荻原博子「ドル暴落」を回避し環境投資バブルで世界経済を立て直せ世界に連鎖する金融危機は欧州をも混乱に陥らせ、アイスランドは「国家破綻」寸前まで追いつめられた。構造改革路線で焼け野原になった日本にも、その余波は襲いかかっている。ドル暴落―世界大恐慌という最悪のシナリオを食い止めることができるのか。竹中さんの郵政民営化は個人の資産を痛めつけた――荻原長期的国家戦略を真剣に考えないと――金子■金融危機の津波を受けた欧州・ドイツから現地レポート 模索される「第二ブレトンウッズ」 梶村 太一郎米国以上に金融危機の被害を受けた欧州。しかし、英国の公的資金注入をはじめ、政府主導で迅速に対応をし、米国との違いを見せた。その中心に位置するドイツから噴き出る米国型金融経済への批判。そして、新しい世界金融秩序の可能性は。■新自由主義に多元的寛容で抵抗する ファシズムに対する防波堤を 佐藤 優世界を覆っていた「新自由主義」の崩壊がはじまった。処方箋として、国家中枢が与えるスローガンの下に国民を動員する「ファシズム」が台頭する危険性が強まっている。いかに対抗すればよいのだろうか。

  • 変革を求める「草の根」の人々 ルポ・08年米国大統領選挙(上) 二期続いたブッシュ政権は、平和を求める米国内外の人々にとって悪夢のような八年間をもたらした。そうした時代はまだ続くのか、それとも軌道修正が実現するのか。サンフランシスコやバークレーなど、米国内で最も反戦運動が強いカリフォルニア州ベイ・エリアから、変革を求めて闘う「草の根」の人々の姿を追う。
  • パナソニックの正体(2)「松下の七精神」が泣く違法雇用 日本を代表する家電メーカーで姑息な「雇い止め解雇」「偽装請負」が横行している。市場原理主義のもと、非正規労働者を「モノ」としか見ない経営の姿勢は、ここの現場にも浸透していた。
  • 中国製ギョーザ事件が残した課題(上)徹底した原因究明で「食品テロ」を防げ 今年の数々の中国製食品事件は、これが発端でした。中国天洋食品製冷凍ギョーザによる中毒事件。日本の食と命に大きな衝撃を与えました。ここから日本は何を学ばなければならないのでしょうか。
  • 編集長連続インタビュー(2) 湯浅誠さん運動の“成果主義”を超えて 編集長連続インタビューの二回目は湯浅誠さん。NPO法人自立生活サポートセンター・もやいで生活保護をはじめ、様々な生活相談に応じる一方、反貧困ネットワークの事務局長として、垣根を超えた多様な運動のつながりをつくり続けている。10月19日には、東京・明治公園で、反貧困ネットワーク主催の大集会もある。また、執筆活動では「貧困ビジネス」「溜め」「すべり台社会」といったわかりやすい表現を通して、貧困問題の核心を訴えている。
  • 偽りの米軍再編 基地の街・岩国で水面下の秘密協議  今年二月の市長選挙で、米軍艦載機の移住反対派は惜敗した。米軍再編を進める国とその政策を全面的に認める山口県は、新市長と秘密協議を繰り返している。
    その詳細な内容が暴露された。「市民と土地を売る」岩国市政の実態に前市長が斬り込む。
  • 「サリンは作らない」と住民を冷笑 住宅地に危険なバイオ施設 「学習院」の異常な傲慢ぶり 次々と明らかになる法令違反に、二転三転する説明-。
    学習院(東京・目白)の「P3」バイオ施設建設をめぐり、周辺住民との間で混乱が起きている。学習院の対応ぶりに見え隠れするのは、あきれるばかりの傲慢な体質だ。
  • 集中連載 雨宮処凛が見た怒りのソウル 第4回 兵役拒否者に「社会的な死」を強いる韓国、そして世界の現実韓国の徴兵制では兵役に代わる代替服務が認められていない。兵役拒否は懲役刑に科せられるだけでなくその後も「社会的な死」を強いられる。

購入

  • amazon
  • Fujisan
  • 楽天ブックス
  • セブンネットショッピング
  • 定期購読

ページトップに戻る