八ッ場ダム
■語り始めた住民と旧政権にしがみつくダム流域の自治体 まさのあつこ第一幕が住民によるダム反対運動。第二幕が切り崩しと条件闘争による推進。そして五八年目に、政権交代とともに始まった第三幕。住民は、自治体は、どちらへ向いて何を語り始めたか?八ッ場ダム現地報告。◆日本はどうするどうなる 前原国土交通大臣の「ヒットリスト」の行方
- 佐高 信 対談 日本を何とかしよう4辻元清美 国土交通副大臣 本誌連載の「永田町航海記」でお馴染みの辻元清美衆議院議員が、政権交代とともに国土交通副大臣に就任した。政官業の癒着をどう断ち切るのか。八ッ場ダムや日本航空(JAL)問題、そして民主党との関係は?
- 迷走続きの北澤防衛大臣早くも「官主導」の悪評が定まった現政権の安保政策 東郷 進普天間基地移転問題が混迷している要因の一つは、北澤俊美防衛大臣が官僚に操られて辺野古移転に固執しているためだ。最初から安保・防衛に疎いことが分かっている人物を重要ポストに就けた、鳩山民主党の罪は重い。
- 佐藤優の歴史人物対談11仲原善忠と語る 普天間移設問題で問われる政権幹部の良心普天間飛行場の移設問題で、沖縄がふたたび注目を集めている。かつて琉球王国は、薩摩藩と清への両属体制をとりながら、独立国家として独自の文化を維持していた。沖縄戦では多大な犠牲を出し、いまも在日米軍専用施設面積の約七四%が沖縄に集中している。沖縄学の泰斗、仲原善忠に現状をどう把握しているかを聞く。
- “水俣病”は問いかける一斉検診が明らかにした“埋もれたままの患者” 野中 大樹◆新政権は水俣病といかに向き合うか 奥田 みのり
- 被告人は全面否認!大阪個室ビデオ放火事件、スピード結審でいいのか 松井 克明一六人の命が犠牲になった大阪・難波の個室ビデオ店火災。あの事件から一年、今年九月にはじまった大阪地方裁判所の公判は八回でスピード結審し、判決が一二月二日に下される。裁判を傍聴し続けたジャーナリストがこの裁判の問題点をレポートする。
- 藤沢市ごみ有料化裁判、横浜地裁判決を批判する強制徴収できないごみ収集費をあなたは払わされている 熊本 一規全国の約六割の地方自治体が家庭ごみの収集を有料化している。だから、神奈川県藤沢市の市民が、支払い義務がないことの確認を求めた行政訴訟は全国の注目を集めた。横浜地裁(北沢章功裁判長)は適法と判断したが、判決はおかしな点だらけ。問題点を斬る。
- 浮躁中国21翻弄された60年を超えて民主国家の原点へ 翰 光盛大かつ空虚な建国60周年のパレードは、今の中国を象徴しているかのようだ。人間を人間として尊重する社会――中国がめざすべき道はもはや明らかである。