小沢一郎研究

■小鳥を飼う男の心象風景 佐高 信■小沢支配の閉塞感と失望感 横田 一小沢一郎・民主党幹事長の “選挙に強いDNA”が、政権交代を望む国民の思いや民主党の政権公約と重なり合い、民主党圧勝をもたらした。しかし、田中角栄的なバラマき型のDNAは消え去っていなかった。進行する小沢独裁体制化を民主党内の力学で封印できないことが最大の問題だ。◆「問題」としての小沢一郎をどう見るか 後 房雄さん政権交代が実現した今、私たちは現実政治のなかで小沢一郎をどう捉え、対抗軸を見出していけるか。かつて「左翼は小沢一郎に対抗しうるか」という問いを投げかけた後房雄さんに聞いた。■いつもわたしは「ラジカル」でありたい 落合恵子■民主党という枠組みの分裂を危惧する 中島岳志

  • 改めて普天間・辺野古を問う 渦中の伊波洋一・宜野湾市長に聞く「普天間移設と辺野古新基地は関係ない」辺野古か、グアムか、それとも――。鳩山政権を揺るがす渦中の普天間基地を抱える沖縄県宜野湾市。その市長である伊波洋一氏に普天間基地の現状を聞いた。
  • 辺野古沖と大浦湾の自然を守れ新基地建設は最悪の環境破壊 桜井 国俊これだけ「エコ」や「環境」が話題となりながら、辺野古の新基地建設では貴重な自然の破壊について論議されないのはなぜか。防衛省・沖縄防衛局の、デタラメな環境アセスを認めてはならない。
  • 沖縄に生きる詩人が、琉球諸島の神人ユタと語る―「ユタムヌ言い」沖縄の舳先 川満 信一歴史に名高い勝連城の麓、屋慶名ムラのユタと知り合いになってから月日が経った。ジョッキ二杯で出来上がったユタの宇宙アンテナは、NASAのキカイ装置の比じゃない。
  • 70年代の光と影革新自治体の攻防「社共分断」から総与党化への道 村上恭介
  • 佐藤優の飛耳長目47 グルジア大統領の挑発を抑えた欧州諸国の思慮
  • 水泳部員「事故死」その後両親が闘い続ける変わらぬ日体大の「隠蔽体質」 小林 拓矢二〇〇六年三月、中国での高地トレーニング中、五輪をめざしていた日体大水泳部の有望選手が「事故死」した。死因は今も明らかにされていない。大学側の「責任回避」「隠蔽」を告発すべく、両親が大学を訴えている。
  • きんようぶんか廣瀬純の生の最小回路(12)ネグリ/ゼメキス/マルクス『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『未来への帰還―ポスト資本主義への道』ロバート・ゼメキス監督作品『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(一九八五年)は大ヒットを記録し、『パート2』『パート3』と続く連作となったが、この続編二作は当初、三時間半超の一本の大作として構想され、「パラドクス」という新たなタイトルが付されるはずだった。なぜ「パラドクス」だったのか。言うまでもない。第一作のタイトルにある「未来へ戻る」「未来への帰還」という表現が優れてパラドクス的であったからだ。

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