特集 どうなる派遣法

■問われる民主党 派遣法を抜本改正できるのか 清水 直子リーマン・ショックをきっかけに、大きな社会問題となった大量の派遣切り。たくさんのワーキングプアを生んでいる日雇い派遣。こうした働き方を許す労働者派遣法を抜本的に改正すべきとの声が高まり、当時野党だった民主・社民・国民新党がまとめた三党案。前政権解散でいったんは廃案となったものの、政権交代によって実現間近と思えたが――。◆「憲法違反で訴える」!? 公労使一体で労働者保護をおざなりにした労政審 東 直矢■加速する女性の貧困 なぜ派遣に女性が多いのか 森 映子派遣労働者の多くは女性で、さらにその多くが「登録型」で働いている。非正規労働の中でもより不安定かつ低賃金の身分におかれているのが女性だ。この状態を「女性自身の希望」と主張する向きもあるが、本当にそうなのか。なぜ悪条件で働く女性がこれほど多いのか。

  • 編集長対談週刊朝日 山口一臣 週刊誌ジャーナリズムとは、やはり「ファクト」。その使命は、「事実に基づく仮説の提示」だと思います。
  • 国鉄闘争の長く酷き歳月JR採用差別事件問われる政権交代の意義 荒木 健次国鉄の分割民営化で起こったJR採用差別問題の政治解決が大詰めを迎えつつある。鳩山政権は自民党政権による戦後最大の不当労働行為事件を解決し、労働者の人権回復ができるのか問われる。
  • 国鉄闘争の長く酷き歳月解決を前に六〇人の組合員が逝く 本誌取材班一九八七年二月一六日、国鉄当局は国労や全動労などに所属する八〇〇〇人近い組合員にJR不採用の処分を下した。それから二三年が経った今日、六〇人を数えるに至った組合員の死は、国鉄解体の不当性と残忍さを改めて浮き彫りにしている。
  • 高須基仁のアウトサイダーインタビュー格闘家前田日明 日本の格闘技界に新しい風を起こし続けてきた前田日明。現役引退後も格闘技界で活躍するが、私生活では在日コリアンから帰化して結婚、父親でもある。今、国への熱い想いを語った。
  • 佐藤優の歴史人物対談14三木清と語る 思想や哲学には食事を準備する力がある東京地検特捜部と民主党の「争い」は、小沢一郎幹事長の不起訴によって一段落した。ただ、その間にも不況は進み、私たちの生活はますます窮乏している。私たちはいま、なにをどのように考えるべきなのだろうか。「哲学は現実に就いて考えるのでなく、現実の中から考えるのである」と主張した三木清に、思想や哲学の意味を聞く。
  • 建設ラッシュと強制移転[ 上海万博 5月開幕 ] 丹羽理
  • ネットカフェ、利用者に身分証提示を義務付け!? 西村 仁美警視庁が東京都にインターネットカフェや漫画喫茶などの規制を求め、本人確認などを義務付ける条例案を提出する。業界や店の利用者からは反発、とまどいの声もあがっている。

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