改定50年 もう日米安保なんかやめよう

■沖縄軍事占領65年 普天間が突き付けた「日米同盟」の虚構 成澤 宗男安保改定五〇年の今年、「日米同盟」が大きく揺らいでいる。これまで第一次、第二次安保を根拠に日本列島を好き勝手に利用してきた米軍は、新基地を拒否する沖縄の不屈の抵抗により、ついに自分たちの思い通りにはいかない事態に直面している。■勝手な思いこみとメディアの詐術を検証する 日米安保条約をめぐる4つのウソ1米国が日本を防衛 重大なのは日本が「攻める」危険性 水島 朝穂2米国の「核の傘」 軍事力の対朝圧倒優位では意味をなさない 浅井 基文3中国・「北朝鮮」脅威論 戦争する意図も能力も必要もない 山田 朗4在沖海兵隊の抑止力「抑止力」の概念の援用に問題あり 前田 哲男■図解 安保による日本列島の侵略列島化 編集部■沖縄を犠牲にした「平和」でいいのか ダグラス・ラミス氏に聞く「護憲」の前にまず安保を語れ安保条約に触れずに「九条擁護」を唱えるのは、米軍基地の重圧を一手に引き受けている沖縄の現実から意図的に目を背けているからだ。その沖縄の苦痛を共有しようとする姿勢からしか、真の安保論議は始まらない。■アンケート 日本人のホンネ「日米安保条約は必要ですか?」 田中 喜美子

  • 70年代の光と影ウーマン・リブが担った矛盾とはざまを今も凝視する 田中優子
  • 浮躁中国抹殺に抵抗する「白皮書」の作家――野夫 本田 善彦文革、天安門事件と、リアルタイムで中国の歴史を生きる作家、野夫。書くこと、そして、史実への彼の思いを聞いた。
  • 編集部員体験記裁判員裁判制度施行から一年裁判員候補者になりました 平井康嗣昨年五月二一日に始まった裁判員裁判から一年が経った。本誌編集部員が裁判員候補者に選ばれた。裁判員拒否の道もあるが、その問題を取材するためにあえて“現代の赤紙”を手に裁判所に足を運んだ。そこでは何が行なわれていたのか。
  • 「つくる会」教科書政治的採択の傷跡はどうなった教科書は誰のものか 平舘 英明東京都杉並区では、今年も中学校歴史教科書に扶桑社版が使用されている。二〇〇五年の採択に引き続き二回目だ。〇九年は、神奈川県横浜市でも「つくる会」発行の自由社版が初めて採択されるなど広がりつつある。学校現場の声を無視して押しつけられる教科書。その「負」の現実を追った。
  • ビルマ最新事情「軍政の実態を直視してほしい」「スーチーさんの懐刀」に単独会見 宇田 有三どう転んでも軍政が多数を獲得するという新憲法の下で行なわれる総選挙を、アウンサンスーチー氏率いるNLDは「解党」してボイコットすることを決めた。軍政の執拗で陰湿な監視をかいくぐって、スーチー氏に一番近い人物にインタビューした。
  • 編集長×編集長噂の金曜日に朝日はあるのか 北村肇 『週刊金曜日』編集長山口一臣 『週刊朝日』編集長佐高信 『週刊金曜日』発行人岡留安則 元『噂の真相』編集長
  • 化学物質のリスク評価は二分法ではなく、多段階評価で 植田武智化学物質には危険性がはっきりしないものが多い。「白か黒か」ではなく、段階評価で対策を講じるべきだ。

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