参院選と民主党「革命」5 二大政党制の落とし穴

■民主・自民の「大連立」は民意無視の強権政治をもたらす　畠山 理仁参院選の「民主大敗」は二大政党制定着のきっかけともいえる。国会のねじれ状態は政権交代を引き起こす土壌となるからだ。だが、一方で、両党の政策に大きな違いはなくなりつつある。となれば、政権運営が困難になった民主党が「大連立」に走ることも十分、考えられる。事実、消費税率アップに関しては「部分連合」へのハードルは限りなく低い。巨大与党への動きは、民意をないがしろにする危険をはらんでいる。■沖縄 対日米両政府と自民党　水面下で動く基地マフィアたち　本誌取材班一月の名護市長選、七月の参議院選を経て、沖縄県内では普天間基地の県外移設が主流になってきたかに見える。ところが、民主党政権が新基地建設を発表した結果、県内では基地建設派の力が強まっている。◆なんで米国に言えないのか」　と、小沢一郎氏が民主党執行部に苦言■「新基地をつくるより撤去して再開発をすることが沖縄の振興策です」11・28 沖縄県知事選出馬有力 伊波洋一宜野湾市長インタビュー◆「『琉球新報』ワシントン特派で浮き彫り 大手メディアの普天間報道の偏向ぶり」■消費税10％は財務省の思惑通り?　民主と自民が融け合うと　社会の疲弊は止められない　保坂 展人民主・自民がともに打ち出した消費税一〇％。菅首相の発言はその後迷走をつづけた。民主はこのまま自民と融け合い、小泉改革の亡霊とも手を取り合うことになるのか。