ヒロシマ・ナガサキから六五年 「核兵器なき世界」への道
オバマ大統領のプラハ演説、核兵器禁止条約(NWC)への動きなど、表面上は新しい流れが生まれている。だが、いまだに二万三〇〇〇発の核兵器が世界に存在し、核拡散の危険性も高まるばかりだ。さらには、被爆国・日本で「自前の核」を求める議論が活発になってきた。こうした危機を前にして、私たちには「核兵器を世界から廃絶せよ」と叫ぶ権利がある。とともに、地球人として、核廃絶に向け自ら進んで行動する責務がある。
■NWC(核兵器禁止条約)を今こそ川崎 哲■表現者が向き合う「原爆」 ヒロシマ・ナガサキから65年。歌や舞台、アートなどの世界で活躍する表現者のなかには、自らの戦争・被爆体験を通し、「原爆」「戦争」に正面から向きあい、作品を生み出し、パフォーマンスし、語り継ぐ人たちがいる。3人の方に話を聞いた。★歌手 美輪明宏さん 聞き手 佐高 信(本誌編集委員)「美」と対極にあるものそれが「戦争」です★イラストレーター 黒田征太郎さん 聞き手 北村 肇(本誌編集長)「ピカドン」を描くのは広島長崎のためじゃない僕自身のためです★シャンソン歌手 クミコさん 聞き手 佐高 信(本誌編集委員)禎子さんを思い折り鶴に「祈り」を込めて■米国が進める危険な核軍拡の道 成澤 宗男オバマ政権は来年度予算で、核兵器に関連する予算を増加させた。米国は、新たな核・非核の軍拡に踏み出す一方で、核兵器を利用して通常兵器に転換するなど、大統領の発言とは裏腹に戦争政策を進めている。◆オバマに幻想を抱いてはならない ピーター・カズニック■「原子力ルネサンス」と核拡散 鈴木 真奈美「核」と「原子力」の実体は同じだ。原発の軍事利用が地球レベルで問題となる中、日本は原子力輸出に舵をきろうとしている。
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