11・28沖縄県知事選 再燃する普天間
■仲井眞氏は信じられるか 横田 一一一月二八日投開票の沖縄県知事選は、県内移設反対を明言してきた伊波洋一・前宜野湾市長と、最近になって県外移設を表明した仲井眞弘多知事の事実上の一騎打ちとなる見通しだ。どちらが勝っても「沖縄の民意は県外移設」という結果にしかならないが、はたしてそうか。実は、仲井眞氏は四年前の初当選後にも実質的に公約を破っているのだ。■川内博史氏に聞く 沖縄等米軍基地問題議員懇談会会長(民主党衆議院議員)「伊波氏が勝てば日米両政府もグアム・テニアンだ」米軍普天間飛行場の移設先を沖縄県名護市の辺野古とする「日米共同声明」に固執する菅直人首相と民主党政権。その民主党内で、「グアム・テニアン移設」を強く訴え続ける川内博史議員に、その根拠と今後の見通しを聞いた。■歪められた沖縄の民意 官房機密費約3億円が 沖縄知事選に流れ込んだ証拠 伊田 浩之一九九八年の沖縄県知事選で大田昌秀元知事が勝っていたら米軍・普天間飛行場の県内(辺野古)移設案はありえなかった。そこで稲嶺恵一前知事を当選させるため、自民党政権は外交機密費を含む官房機密費約三億円を稲嶺陣営側に渡していたという。
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