追い込まれる親米国家 アラブ民衆革命
チュニジアに続き、中東一の政治大国・エジプトが激震に見舞われている。三〇年以上も独裁者として君臨してきたムバラク大統領に対し、ついに民衆が巨大な反乱に立ち上がった。それは「民主主義」を口にする一方で、どんなに腐敗にまみれても自国とイスラエルに同調すれば「同盟国」として擁護してきた米国の偽善が、白日の元に曝された瞬間でもある。
■長沢栄治 東京大学東洋文化研究所教授に聞く 混迷と「抑制」が同居するエジプトの変革 聞き手/編集部・成澤宗男◆これまでのアラブ諸国での主要な動き■2011.2 カイロ パオロ・ペレグリン■密約暴露が映し出すパレスチナの隘路 孤立深まるイスラエルへの懸念 早尾貴紀■ムバラク後睨み早くも工作開始 米国の描く新たなアラブ地図 石山永一郎
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