大切なのは”伝統文化”?それとも家族? 時代遅れの戸籍制度
戦後の家制度解体に伴う民法改正から六四年。この間、別姓での法律婚を求める夫妻が増え、事実婚カップル、同性カップルの認識度が高まるなど社会の意識は大きく変わった。だが、多様な生き方に家族法・戸籍法は対応できておらず、市民生活に不利益をもたらしている。国連の女性差別撤廃委員会や人権委員会から何度も法改正を勧告されているが実現していない。動かない国会にしびれをきらした当事者による提訴が続く。
■多様な生き方を認めない 時代遅れの家族制度 宮本有紀■家族法研究者 二宮周平氏インタビュー日本が近代国家を築く際、全国民を把握する必要があった。そこで明治政府は西洋の仕組みを取り入れながら日本特有の「家精神」を盛り込むという、日本の支配構造を投影させた戸籍制度を作りあげた。立命館大学法学部長の二宮周平氏に、戸籍制度ができた背景と、その後の変遷、現在に至る問題点を語ってもらった。■画期的な民法改正 韓国はこうして戸籍を廃止した 申〓榮
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