原発震災
■破局は避けられるのか 広瀬 隆福島第一、第二原発の事故は依然として終息が見えず、放出され続ける放射性物質の放射線が各地で観測されている。チェルノブイリに匹敵する大惨事になるのかどうか、原発震災問題の第一人者である広瀬隆さんに緊急インタビューした。◆放射能漏れに対する個人対策 居住地で100マイクロSv/時に達したら 脱出の準備を始めた方が良い 山内正敏■放射線に「健康に影響のない」レベル なんてない。 体内蓄積で確実にリスクが高まる! 生活に忍び寄る放射線の影響 被曝のリスクをどう減らすか 村上 朝子福島県飯舘村の水道水から基準の3倍以上の放射性ヨウ素が検出された。目に見えず臭いもしない放射線が、じわじわと生活に忍び寄る。どう対処したらよいのか。反原発運動に多大な影響を与えた核科学者、故高木仁三郎さんが始めた「高木学校」の医療被ばく問題研究グループ、瀬川嘉之さんに協力いただき、要点をまとめた。■新潟市 放射線測定をめぐる不可視な実態 原子力避難民の健康被害を見落とすな! 写真・文 和賀 えり子福島第一原発の放射線被曝の危険を避けるため、各地に避難した住民たち。とりわけ小さい子どもを抱えた家族は不安も強い。新潟市内で実施された放射線測定の現場を取材した。■宮城県南三陸町・気仙沼市/岩手県大槌町 物資も情報も届かない 写真・文 冨田 きよむ津波がすべてを流してしまった。東京都民が、われ先に食品やガソリンを買いあさっているとき、深刻な被害を受けた避難民には、原発の状況も知らされず、食料も水もガソリンも届いていない。■茨城県水戸市/千葉県旭市避難所 心のケアが求められている 渋井 哲也地震による避難民に必要とされるのは物資や情報、医療的ケアだけではない。阪神・淡路大震災のときから重視され始めた、心のケアを目的としたサイトを自ら立ち上げた筆者が避難所から訴える。■槌田敦・元名城大学教授に聞く「想定外」という言い訳は通用しない謝罪の前に責任逃れを図り、ウソを垂れ流して情報を操作する。こんなあくどい企業に、国民の生命を危険にさらす原発を任せられるのか。一貫して原発の危険性を指摘してきた槌田敦元教授が、東京電力を追及する。■カネの力で原発を押し付けた悪徳商法「東京電力」という名の罪深き企業 恩田 勝亘「クリーン」や「安全」という東京電力(東電)のCMは、すべてウソだった。地震多発国であるにもかかわらずカネのために原発建設を強行し、破局的大事故を起こした東電の体質を問う。■福島の原発震災を越える危険性 浜岡原発をそっこく止めろ! 東井 怜とうとうやってしまった。全国的に警告されてきた中部電力の浜岡原発ではなく、柏崎刈羽原発に続き、またも東京電力の福島第一原発が引き起こした今回の被害。浜岡原発による原発震災は福島を越えるという検証を加え、今度こそ浜岡原発の閉鎖を訴える。■官邸と東電が情報隠しをする一方で 民主党はじめ全政党で 強まる原発見直し 横田 一「安全」と言われ続けてきた原子力発電所。この国の「安全」は本当に信用できるのか。疑問を持つ国会議員が超党派で動きはじめている。■緊急声明 上関原発建設中止を求める ジャーナリスト・言論文化人の会
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