特集 原発なくても生活できる
福島第一原発事故が発端で始まった「電力不足」。この事態は私たちの生活をどのように変えようとしているのだろうか。不安は多い。しかし今こそ、私たちは変わらなければならないのだと思う。この不安を、原発の電気に頼らなくても生きていけることへの原動力にしなければならない。エネルギー戦略から個人のライフスタイルまで、どんな方策があるのか、その未来を探ってみた。
■「節電発電所」で今年の夏も来年の夏も乗り切れる 飯田 哲也計画停電がもたらした混乱を見て、この先の電力供給に不安を覚える人は多い。しかし、節電を発電に見立てた「節電発電所」、そして自然エネルギーへの転換で、原発に頼らない社会が可能になる。今こそエネルギー改革のときなのだ。■ナショナルグリッドで電気を消費者の手に取り戻せ! 平田 剛士福島第一原発事故では、各電力会社の独占状態になっている電力事業の実態があだになった。発電と送電を切り離し、もっと小規模に、もっと自由に電気を選べるようにしよう。それがナショナルグリッド構想だ。◆化学工学会の提言 時間的・空間的シフトで電力不足は乗り越えられる■エネルギーをたくさん使わなくても 幸せになれるんですよ 藤村 靖之現在の電力事情が私たちに問うているのは、これまでと同じ生活では立ちゆかなくなるということだ。では、何をどう変えればいい?そのヒントを非電化工房・藤村さんに聞いてみた。
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