徹底追及 原発震災  老朽化で高まる大事故の危険性

■浜岡原発停止の次は 敦賀と美浜、玄海だ 伊田 浩之菅直人首相の要請によって、中部電力(本店名古屋)は、浜岡原発の停止を決めた。だが、危ない原発は浜岡だけではない。老朽化によって、原発事故の危険性は確実に高まっている。■都合の悪いことに蓋をする関電の「原発安全文化」 緊急対策で炉心溶融は防げない 島田 清子東京電力に関心が集まる一方、他の電力会社はなにをしているのか。住民の不安に誠実に対応しているのだろうか。老朽化した原発を多く持つ関西電力の実情を報告する。■東電の正体3 メディアが東電を批判できない理由 南元社長を役員にするフジサンケイグループ 横田一電力会社や関連団体の年間広告料の総計は約二〇〇〇億円と言われる。この広告費ほしさなのか、東電幹部を役員に迎えるメディアもある。巨大企業との長い蜜月関係の中、メディアは東電を本当に批判することができるのか。■沈黙を破る:フクシマ’s ナラティブ 詩人・和合亮一が拓く言葉の未来 写真・文 和賀えり子

  • 田中優子責任編集 国家に拠らない、真の自立のために反復帰論が問い続けるもの 田中 優子一九七〇年前後、沖縄の日本復帰が現実化しようとしている時、沖縄の自立を根底から問うた思想が「反復帰論」である。現在もこの思想が語り継がれるのは、今なお「自立」の意味が問われ、それに応えようとする人たちがいるからだ。今回、沖縄でそのような人たちと会った。
  • 田中優子責任編集 対談 胡冬竹×田中優子境界を越えようとする「飢え」 「国家」とは何か、「国境」とは何か。大陸中国に生まれ、台湾や沖縄の人々と向き合ってきた胡冬竹さん。身体感覚から紡がれる「吐き気」「窒息感」「飢え」といった言葉からは、人々を分断する境界そのものをなくそうとする強い意思が伝わってくる。
  • 残夢 坂本清馬の一生 第12回放浪 鎌田慧
  • 新・買ってはいけない合成甘味料を入れた「マッコリもどき」が横行中 渡辺雄二
  • 減反よりも増産体制確立が急務。今すぐ“バラマキ農政”をやめよ 垣田達哉消費税増税よりも、戸別補償制度や農業農村整備事業を復興財源にあてるべき。
  • 浮躁中国36つぶされたシンポジウム 麻生 晴一郎四月、筆者が参加予定だったシンポジウムが妨害される事件が起こった。主催のNGO活動家は暴行を受け入院。社会的活動や発言をする人々の拘束が、ますますエスカレートしている。
  • 田中優子責任編集 沖縄80’s対談内原英聡×上江洌清作 変わりゆく時間とともに、沖縄は大切なものまで失ってはいないか。そう危機感を抱くのは田中優子編集委員の弟子・内原英聡さん。今回、「変わらない沖縄」を唄い続けるロックバンド・モンゴル800(ボーカル&ベース)の上江洌清作さんと内原さん、1980年代生まれの2人が語り合った。

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