特集 放射能と食
原発事故の長期化にともない、水や食品への汚染が広まっている。体内に取り込まれた放射性物質から被曝する「内部被曝」は、すでに始まっているのだ。「放射能による食の危機」はどこまで広がるのか。このような状況にあって、私たちはどうすればいいのだろうか。
■「基準値以下だから大丈夫」はウソ! 内部被曝をどう防ぐ? 矢ヶ崎 克馬被災地の風評被害も問題だ。しかし、かといって汚染を確認せず無防備に食べていい状況ではない。放射性物質は「まったく摂らない」ことがベストなのだ。■妊娠中の人 授乳中の人 幼児がいる人―― 親が気をつけるべきことは? 崎山 比早子いちばん内部被曝の影響が心配されるのが、子どもたち。医学博士の崎山比早子さんに、素朴な疑問をぶつけてみた。■安全な食べものなんてもうないから 子どもを守るために 大人は食べてください 小出 裕章食べものへの汚染は永遠につづく――。小出裕章さんはこう言った。今、私たち大人に残された選択肢とは、“食べる”ことだ。■誰もが知りたい素朴なあれこれ原発事故による食品への放射能汚染――ニュースや報道を見ていると、わけのわからないことがいっぱい。それってどういうこと? という素朴な疑問を集めてみた。■放射能測定から見えるもの 今、消費者は何に気をつければいいか 鈴木 千津子原発事故三カ月がたった最近の食品の計測では放射能の汚染は下げ止まりの傾向を示している。だが、到底油断できる状況にはないことを知らなければならない。◆進む海・淡水の魚の放射能汚染
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