放射性物質はどこへ落ちた

福島第一原子力発電所の事故から三ヶ月経った。見えない放射能への不安……。爆発によって大量に飛散した放射性物質はどこに行ったのか。六月中旬に福島県内を中心に五二〇カ所の放射線量を独自調査した環境総合研究所の青山貞一さんによる詳細な調査から見えてきた事実とは。

■速報! 五二〇カ所放射線量測定調査結果青山貞一■火山学者が警告する「放射能汚染」MAP早川由紀夫現在、日本国内で放射能汚染はどのように広がっているのだろうか。火山学専門の学者が、「噴火によって吐き出される火山灰の分布」の研究を応用して作成した、衝撃的な「放射能汚染地図」を本人の解説とともに掲載する。◆放射能雲はこのように頭上を通過した!■クリストファー・バズビー氏インタビュー米国まで広がったプルトニウム太平洋のグアムやハワイのみならず、米国西海岸まで猛毒のプルトニウムが観測された。では日本では、どこまで事態は深刻なのか。■いつか戻れる日がくるのか忘れられた街・福島県浪江町冨田 きよむ「DASH村」(日本テレビ)の移転などで一時メディアをにぎわしたものの、「警戒区域」設定後はマスコミも入らず、人影が消えた街、福島県浪江町。そこには「計画的避難区域」指定後もとどまる人や、避難後も帰郷を願い福島に通う人たちの姿があった。■「人生の半分諦めました」作業員たちの悲痛な声東電「工程表」優先で安全は二の次大杉 泰福島第一原発の事故処理に当たる作業員は二五〇〇人余(六月二一日段階)。東電社員は一割余で、大半が協力会社および下請け・孫請けの作業員たちだ。彼らの声は東電の非情な管理体制を告発する。

  • 原発被災者の苦しみは届いているのかまったく反省していない東電の経営者たち 佐高 信六月二八日に行なわれた東京電力の株主総会。経営陣の責任追及、脱原発提案が挙がったが、委任状が優先され予定調和の内容となった。総会の一部始終を見ていた評論家・佐高信の目にはどう映ったのか。
  • 対談 重松清×中島岳志3・11後も続く日常ゆっくりしみこむような言葉を 加藤も東電も、自己の問題のはず。自己の中にある加藤や東電と向き合わなければならない――中島いろんなことを和らげながら行なっていく。そのなだめるものが大事だと思うんです――重松
  • 佐藤優の飛耳長目63検察と癒着する経済官僚が日本の闇権力を作り出す 
  • 歴史・公民中学校教科書採択の年育鵬社版・自由社版もNO! 俵 義文歴史歪曲・日本国憲法敵視の教科書が二種類出ている。今年は中学校教科書の採択が行なわれる。各地での教科書展示会が終わり、八月末までに行なわれる採択は山場を迎えている。
  • 「大学の死、イングランド方式」 ニック・クドリーアンジェラ・マクロビー解説・翻訳 本橋哲也昨年末、かつてない激しい抵抗を伴いながら可決したイギリスの学費値上げ法案。ここに異議申し立ての理論的支柱となる論文を紹介する。問題の核心は、3.11を体験した日本社会では、より明確になる。
  • 地球のための化学物質講座2化学物質と放射性同位元素 中地重晴タイトル見て引いたアナタ! 戻ってきて?!要するに「化学物質」と「放射性物質」の違いとは何か、というお話なのですよ。
  • 東京電力の正体6原発推進メディアの癒着フジ株主総会で噴出した株主の怒りを聞け 横田 一「脱原発」提案で大荒れとなった東京電力の株主総会。翌日にはその東電から元社長が「再就職」している大メディアの株主総会も揺れた。原発推進メディアとの癒着を再び問う。

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