復興とカネ

■東大・教授 児玉龍彦氏が問う 原子力村に焼け太りさせない福島の除染作業を 横田 一国会で政府の怠慢を批判し、大きな共感を呼んだ児玉教授。放射線測定や除染のために福島へ通う教授に同行し、原発事故からの復興に向けた、熱い想いを聞いた。■問題だらけの「20ミリシーベルト」 本誌編集部■経済ジャーナリスト 荻原博子さんに聞く “低温”霞ヶ関の機能を被災地に移転しろ遅々として進まない被災地の復興。新首相になってそのスピードは増すのか。それとも政党間の駆け引きの前に停滞を繰り返すのか。「新しい日本の方向性を打ち出す復興を」と言う経済ジャーナリスト・荻原博子さんと、復興の財源として「国債整理基金」の活用を提唱する川内博史・民主党衆議院議員に聞いた。◆民主党・衆議院議員 川内博史氏に聞く 国債整理基金の剰余金一〇兆円で復興増税は不要だ■疑問だらけの復興策 二重ローン問題に見た逃げ腰の財務省と銀行 古川 琢也東日本大震災から半年が経ち、被災者が抱える二重ローンの返済猶予期間が終わろうとしている。救済策が不発に終わる懸念も持たれる中、財界が望んでいた規制緩和だけは着々と進む。◆忘れっぽい私たちへ 被災者を支援しつづけることの大切さ■「トモダチ」の振りしてPPPが襲う 復興利権を狙う米国 高橋 清隆「トモダチ作戦」の背後で、米国側による復興支援名目のさまざまな動きが進行している。来年の大統領選挙へ向けて、すでにわが国での“営業活動”を本格化させているようだ。

  • スクープ謎に包まれたオウム真理教村井秀夫氏刺殺事件から16年実行犯が初めて語った真相 徐裕行 聞き手:鈴木邦男一水会顧問村井秀夫氏刺殺で逮捕された徐裕行氏の動機は、当時さまざまな憶測を呼んだ。徐氏自身は犯行時に右翼団体の名前を語っていたが謎は多い。刺殺事件について、徐氏が「鈴木邦男さんになら」と、初めてメディアに対して重い口を開いた。人の生命を奪うことに正当性はない。彼の口から贖罪の言葉は聞けるのだろうか……。
  • 「声を聴かせて」 性犯罪被害者と共に写真・文 にのみやさをり
  • 70年代の光と影“狼”大道寺将司と東アジア反日武装戦線 償いきれぬ償い宇賀神寿一
  • 中選挙区ルネサンス運動自民党に戻っても、立派な政治はできない 園田博之(たちあがれ日本 衆議院議員)インタビュー小泉チルドレンに小沢チルドレン――「風」を頼りに当選する政治家が増え、政界全体の政治家レベルは「最低」にまで落ち込んだ。その原因の一つである小選挙区制度の制定に奔走した議員の一人、園田博之衆議院議員が、自戒を込めて、「政治の危機」を語った。
  • バイオテクノロジーの真実1ここまできた! 遺伝子組み換え動物開発 天笠啓祐私たちの生活を一変させようとしているバイオテクノロジーについて考えてみませんか。三回の短期集中連載です。
  • 地球のための化学物質講座11放射能汚染拡大につながる震災廃棄物の広域処理 中地重晴放射性物質を含む廃棄物をどう処理するか、とても深刻な問題です。やり方によっては汚染の拡大になりかねないからです。
  • 中選挙区ルネサンス運動衆議院・参議院それぞれが本来の機能を果たすためにより民意を反映する中選挙区比例代表併用制への改革を 桂 協助違憲判決がでた衆議院議員選挙における「一票の格差」。なぜこのようなことが起きるのか。より民意を反映させる選挙制度を模索し続ける研究家、桂協助さんが、現行制度の問題点を踏まえ、新しい選挙制度案を提起した。

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