閉塞するニッポン 野田政権とは何か

■財界歓迎、民意乖離の{焦りの産物} 構造改革へと回帰する保守内閣 渡辺 治野田政権とは何か。増税、大連立、松下政経塾……。自民党との相違点を見つけるのが困難な、「財界御用達」保守内閣の本質を検証する。■閣僚・党役員 人脈から見る「新内閣の正体」■オール大蔵・財務省がもくろむ消費税増税 野田佳彦を支えてきた藤井裕久と勝栄二郎 歳川 隆雄財務省{傀儡}政権などと揶揄される野田政権。政治・経済界との豊かな人脈を持つ『インサイドライン』編集長の歳川隆雄氏が、その内幕に斬り込んだ。■原発「再稼働」への道まっしぐら 早くも経産省や東電と融和する電力擁護路線に 横田 一菅政権が打ち上げた「脱原発依存」と、自然エネルギーへの転換に不可欠な「電力送発電分離」はどうなるのか。野田政権が誕生し、早くも暗雲が立ち籠めはじめた。

  • 原発いらない6万人が参加した9.19集会 九月一九日に東京・明治公園で開かれた「さようなら原発集会・パレード」をできるだけ小さく地味にみせようとする新聞・テレビが目立つ。それならば本誌は集会・パレードを再び詳報し、集まった人々の熱気と興奮を伝えよう。
  • 警察は市民の生命も財産も守らない紳助を引退に追い込んだ「暴力団排除条例」 成田 俊一島田紳助が芸能界からの引退会見をしたことは、まだ記憶に新しい。しかし、なぜ引退なのかまではよくわからない人が多いのではないか。実は一般市民にも関係がある条例が絡み、暴力団対策に市民が巻き込まれている。
  • 「死んでも、書類はどうとでも書ける」治療から遠ざけられる受刑者 藤田 和恵受刑者から寄せられる相談は医療に関するものが飛び抜けて多い。塀の外ではあり得ない、受診制限や診断遅れもあるという。取材で浮かび上がった刑務所医療の過酷な実態とは――。
  • 人生で一番苦しかったこと日本軍「慰安婦」被害者・李容洙さんの願い 長沼 節夫
  • 税と社会保障の 一体改革は「困ってるひと」のためになるの? 下対論 大野更紗(作家)×宮本太郎(北海道大学大学院教授) 野田佳彦首相が、所信表明演説でも改めて推進を明言した「社会保障・税一体改革」。その成案への過程にかかわった宮本太郎北海道大学大学院教授と、現場から発信する {困ってるひと} 大野更紗さんとの白熱対談後半。議論がいよいよ山場を迎えるなか、「希望」は見えたか?大野建設的で健全な議論というのは、自分が知っていることと相手が知っていることを共有することではないでしょうか。宮本元気になるために必要なニーズをみんなが表出して、それを受け止めて地域のサービスを設計していくということです。
  • 地球のための化学物質講座13放射性物質と化学物質一括規制がベター 中地重晴化学物質による環境汚染のみならず、放射能という事態まで加わってしまった今の日本で、中地先生の提言は1日も早く実現してほしいものです。
  • くらしのニュース低価格の放射線測定器 食品・水の検査には向かず、過信禁物坂井 敦ウィキリークスで暴露 米国の露骨なGM戦略天笠啓祐総務省電子窓口サービス 「イーガブ」への疑問辻万千子食品表示統一化に向け 消費者庁が動き出す山浦康明急増する医療機関債のトラブル坂井敦

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