3・11で立ち上がった人たち  破壊から、希望を

巨大な力によって突然、断ち切られた日常。怒り、不安、絶望、悲しみを抱え、私たちは見えない明日をどうやって切り拓いていくのか。3・11以降、自らの場所で、行動を起こした人たちが、私たちに希望を伝える。

 亡くなる子どもの顔はもう見たくない 片岡輝美 同調求める社会に、自由意思を突きつける 北原みのり 福島の人たちとつながってください 武藤類子 あかいつぶつぶの絵で思いを伝える 柚木ミサト◆「怒り」を、そして「希望」を ツイッターで発信!! つながる人と人ツイッターって何? と思われる方、この新しいメディア、結構すごいんですよ。自分の思いや考えたこと、また情報をツイート(投稿)することで、フォロワーと呼ばれる読者の人たちにそれを届けることができる。それは、共感する人たちのリツイート(RT)によって、もっと多くの人たちに拡散したり、ハッシュタグ(#)をつけて、同じ思いを持つ人たちと共有できたり、と。何だか既存メディアを脅かす存在になりつつあります。それで本誌では、ツイッターで「脱原発」を発信されている人たちに、お話を伺いました。「3・11」以降、自らの手で立ち上がった人たち――。その思いは、今もツイッター上で拡散しているはずです。(編集部)●行動する俳優 山本太郎 本当の芸能人なら声を上げてファンを守れ!! 聞き手 平井康嗣 本誌編集長東日本大震災で一人の芸能人が「脱原発」を訴えた。俳優の山本太郎さんだ。出演が決まっていたドラマが降板になり、事務所も自ら辞めた山本さん。原発を止めるために信念をもって活動を続けている。今、彼は何を思い、何のために闘うのか。「長い闘いなんかあるかよ!」区切りをつけられない運動だったら意味がない。■反骨の写真家 福島菊次郎 フクシマを撮る 写真・文 山本宗補被爆者をモルモット扱いしたABCCに潜入・取材し、自衛隊と兵器産業の実態を暴いた報道写真家・福島菊次郎が9月、福島県を訪れた。いまだ収束しない原発震災の現場で、福島氏は何をみて、何を感じたか。同行したフォトジャーナリストが記録する。■金融機関の責任と市民の責任 お金の流れを変えて社会を変える 吉原毅/目加田説子東京電力福島第一原発の事故後、「原発に頼らない安心できる社会へ」というメッセージを発した城南信用金庫の吉原理事長。その後、「節電プレミアム預金」など節電を応援する新商品を打ち出すなど、「脱原発社会」に向けた取り組みを実践している。原発建設メーカーに投資するのか、自然エネルギー推進企業に投資するのかで社会の流れが変わると、金融機関が果たす役割の重要性を指摘してきた目加田氏。金融機関と社会との関わりや市民の果たす役割などについて両者が語りあった。銀行は金儲けが目的だが信用金庫は公益が目的。金は銀よりも上というプライドがある(吉原)兵器製造企業や環境を汚す企業への投資で儲けることは社会的責任投資と言えない(目加田)

  • 虚構の政治家・橋下徹の正体 ◆(上) 失政と「11人の自殺者」   本誌取材班大阪府知事の任期満了前に辞任し、大阪市長選挙への出馬を表明している橋下徹前知事。その手腕と言動を検証すると、常軌を逸した行動に行き当たる。
  •  ◆この人物を当選させてはならない   山口 二郎
  • スタジオジブリの恩人・徳間康快氏を語る 対談 宮崎駿 × 佐高信 ”出版界の黒幕”と呼ばれた徳間書店初代社長・徳間康快さん(一九二一?二〇〇〇年)。その徳間さんの評伝を本誌編集委員の佐高信が一二月から連載する予定だ。徳間さんと縁の深い宮崎駿さんと、故人について語り合った。今でも僕は”社長”というと徳間社長なんです 宮崎経済のただ中にいて、経済だけでないのがわかってた人 佐高
  • 声を上げたもう一人の芸能人ロンブー 淳が訴える芸能界の「原発タブー」 
  • 元農水官僚の鈴木宣弘・東大教授が怒りの訴え 「TPPは日本の食も農も社会全体も破壊する」  横田 一一〇月二八日に開かれた「国家戦略会議」(議長、野田佳彦首相)の初会合で、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)への早期参加を求める意見が出たという。参加は本当に得策なのか。自由貿易協定交渉をした経験を持つ鈴木宣弘東京大学教授の訴えを紹介する。
  • 浜岡原発廃止への包囲網 広がるか「永久停止」求める声  星 徹中部電力は浜岡原発の改修工事を進め再稼働を目指すが、牧之原市議会が浜岡原発「永久停止」を決議。市長も賛同するなど、近隣自治体から「ノー」の声が広がりつつある。実態は? 現地取材をした。
  • 食品からの被曝新基準で仰天答申 食安委は全員辞職して抗議しろ!  垣田達哉まさかの大幅後退、「内部被曝だけで生涯100ミリシーベルト」案。冗談じゃないっ!
  • 原発事故から七カ月。もうすぐ冬がやってくる 警戒区域のペットたちの今  写真・文 形山昌由原発事故から八カ月を迎えようとする今も、警戒区域には多くのペットが取り残されています。冬は間近。厳しいです。

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