暴走する警察

■水面下で進む「警察国家」への道 西村正治弁護士に聞く こんなに恐ろしい「新しい捜査手法」「暴力団の排除」を大義名分にした全国各地の暴力団排除条例は、その実、市民生活への警察の介入を許すという怖い内容だ。社会の活動を警察が監視し、法律を無視した捜査・取調べ方法も厭わない「警察国家」化が水面下でじわじわと進められている。■警察による暴力団の情報提供マニュアル 経済活動全域に介入し市民を監視 成田 俊一暴力団排除条例の真の狙いはどこにあるのか。警察庁が昨年出した文書をていねいに見ると、その危険性が明らかになる。■警察庁幹部天下りの腐敗構造■98年に暴排宣言したパチンコ業界 それでも業界に居座る警視庁 パチンコ問題取材班暴力団の資金源を潰すよう経済界を指導してきた警察。特に暴力団と関係の深かったパチンコ業界の取り締まりは厳しく、業界は生き残りのために警察と手を結び、暴力団と手を切ったが――。■「捜査関係事項照会書」の落とし穴 警察に?だだ漏れ?するあなたの戸籍謄本!? 伊田 浩之愛媛県松山市役所が、市民の戸籍や除籍の謄本などを毎年約七五〇〇?九五〇〇件も市民に無断で警察に提供していることが明らかになった。問題は松山市だけではない。

  • 信州大学でいま何が起きているのかカーボンナノチューブ発がん性研究中の医学部教授を懲戒解雇 山根 二郎日用品などに幅広く使用されだしている「夢の新素材・カーボンナノチューブ」に発がん性があることを、マウスを使った研究で突き止めた医学部教授が研究継続中に大学を追われた。いま信州大学で何が起こっているのか。
  • 危ないのは国家ではなく金融機関金子勝さんインタビュー ユーロ危機の行く末が懸念されている。七月には恒久的な安全網をめざす欧州安定メカニズム(ESM)の発足が予定されているが、各国の足並みに懸念も。経済学者の金子勝さんに、危機の本質や想定される今後のシナリオなどを聞いた。
  • アイヌ民族党はシンプルに歴史的役割をはたす萱野志朗代表・清水裕二副代表インタビュー 聞き手 平田 剛士1月、北海道江別市で結党大会を開いた「アイヌ民族党」は、アイヌの先住民族としての権利回復を政策に掲げている。それはどんな権利で、そのために社会にどんな変化を求めるのか。リーダーたちに聞いた。
  • あさま山荘事件から40年“みんな”で行なう革命は失敗する元連合赤軍 植垣康博 × 元赤軍派 金廣志 司会 鈴木邦男今年はあさま山荘事件から40年。連合赤軍による一連の同志殺害事件はその後の政治運動に対する嫌悪感を高まらせてしまったのではないだろうか。時を経て2011年。反原発デモ、反新自由主義デモが発生し、「社会を変えよう」という気運がこれまでになく高まっている。私たちは過去の失敗から何を学ぶべきなのか。元活動家の二人を迎え、考えた。「私たちは」をやめて「私は」と書き始めたことが決定的な転換期――植垣自分を出したらエゴイズムだと思ってしまう――鈴木わかりやすい言葉っていうのは、怖い言葉でもある――金
  • 飲水思源 文化の仕掛人 徳間康快第7回 読売争議の渦中で 戦後の読売争議で社を追われたのち、岩手県釜石市長を務めた鈴木東民。その東民の「恩人」が、大正デモクラシーの旗手ともいうべき思想家の吉野作造だった。徳間康快は、読売争議で行動を共にした東民に感化される。
  • 新・買ってはいけない170最強「のどあめ」はどれだ!? 渡辺雄二乾燥した日が続くとのどがイガイガしたり、痛みを感じたり、声がかれたりします。そこで、のどあめをなめて、症状を改善しようという人も少なくないようです。一概にのどあめといっても医薬品、指定医薬部外品、一般食品といろいろあります。それらはどのうように違うのでしょうか?
  • 「食品基準値が厳しすぎる」と放射線審議会 厚労省との食い違い、どうなる? 植田武智4月からの食品中の放射性物質の新基準値をめぐり、省庁間で意見の対立。なんだかね。

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