マスコミが沈黙する問題計画 JR東海の9兆円リニア中央新幹線
●電磁波の「人体への影響ナシ」は説得力ゼロ「夢の超特急」見切り発車が 許されるカラクリ まさの あつこ最高時速五〇五キロメートルで品川から名古屋までを四〇分で、大阪までを六七分で結ぶとされるリニア中央新幹線。過大な需要予測のもとに、安全性・経済性・環境への負荷で問題大ありの巨大プロジェクトがいま、国のお墨付きをもらって進行している。これを{バクチ}と言わずして、なんと言えばいいのか――。●南アルプスに巨大な穴を開けるリニアの愚 実験線で水脈が断絶 写真・文 田辺 欽也山梨県にあるリニア実験線の延伸工事が本格化しているが、走行実験の段階から次々と環境問題が出ている。これから南アルプスにトンネルを貫通させるリニアは、自然環境の大規模破壊以外のなにものでもない。◆リニア中央新幹線のここが知りたい 梅原 淳海外では、夢の乗り物と謳われながらも実用化後に致命的欠陥が露呈、最後は大事故で消えた超音速航空機コンコルドの例も。リニアが同じ轍を踏まないと言えるか?Q1 地下鉄、リニモ、上海のリニアとの違いは?Q2 東海道新幹線の大修理のためにリニア新幹線は必要?Q3 リニアの需要見通しは?Q4 JR東海の財務状況は大丈夫?Q5 ドイツのリニア開発撤退の経緯は?Q6 リニアの海外技術移転の可能性は?●発案者は着工に異議を唱えていた 一〇〇〇億円以上の国費と大深度法の成立が計画を牽引 樫田 秀樹発案者と言われる川端俊夫氏も、エネルギー浪費の面から実用化に反対だった。一九六二年の研究開始からこの間、誰がどのようにこの巨大な計画を進めてきたのかを検証する。
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