増税ではムリ  超少子化社会から見る「一体改革」  社会保障メルトダウン

「三党合意」をうけて消費増税は決まったが、社会保障充実の先行きはますます危うい。制度を揺るがす少子化の根本に、女性や若者を食いつぶす形で成長をとげてきた社会の構造がある。この構造の転換こそが、大きな鍵だ。しかし、現状は――。

●伴走する長時間労働と低福祉 「オヤジ社会」が若者世代に押しつけるツケ 竹信 三恵子●「ダメでええやん」って言えるような でっかい「改革」よりも、ちいさな「居場所」 ラボルテ雅樹若者の賃金は上がらないのに、消費税は上がる……。迫り来る超高齢化社会に現役世代の負担は増えるばかり。こんな日本の未来を、今どきの若者はどう見てるのでしょうか。弱冠二一歳。ラボルテ雅樹さんに伺いました。◆これが今の若者の実態!? 就職も、結婚も、大変なんです。●対談 「一体改革」を現場から問う 親の世代をいかに看取るかが課題「社会保障と税の一体改革」は、この国の社会保障のあり方をどう変えるのか。作家で難病当事者の大野更紗さんと、医療の現場に携わる桑島政臣さんが、マイナンバーから消費税増税まで、世代を超えて徹底討議する。 司会 北村 肇(本誌発行人) 桑島政臣(神奈川県保険医協会政策部長)VS大野更紗(作家)政治家や政策立案者の立場にあるものが「自助」を口にしたら、終わりです。――大野若者が物心豊かにならないと、弱者どころか、自分の親すら面倒をみられなくなるのでは。――桑島

  • シリア難民 戦禍の故郷を離れて  写真・文 尾崎 孝史
  • 福島原発事故の責任者が許せない! だれでもできる刑事告訴・刑事告発  明石昇二郎東電福島第一原発による被曝事件の告訴・告発状を東京地検が受理し、捜査を開始した。新聞・テレビは一様に「立件の難しさ」を報じている。その壁を乗り越える方法を告発第一号の筆者が伝授する。
  • 尖閣と竹島 政治力の低下が招く強い外交 「静かな外交」を許さない韓国民の苛立ちを読む 金 雄 基李明博大統領の竹島(独島)上陸に天皇謝罪発言がつづき、両者一歩も退けない状況に陥った日本と韓国。しかし、問題の発端はそこなのだろうか。両国に足場を持つ政治学者、金雄基氏が問題の本質を読み解く。
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  • 原発を阻止した和歌山・日高町で24年目になった恒例の合宿 反原発最前線の「京大熊取六人組」  粟野 仁雄
  • タケちゃん先生は大忙し 多国籍の子らと四つに組んで  山岡淳一郎在日大韓基督教会横浜教会と横浜の民族差別と闘う会の支援で一九七八年に生まれた信愛塾。現在は補習や母語・日本語クラス、教育や生活相談などを行なう。ここで、社会の矛盾と向き合っているのが竹川真理子さんだ。◆信愛塾 センター長 竹川真理子子どもの悲しみ、憎しみ、保護者の願いはとっても重い
  • 路上から「NO NUKES」を04 重大な変化に同伴する政治学者 木下ちがやさん 練り上げられていった人々の意思  竹内一晴
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