女性は子どもと母親だけじゃない 福島女子の本音対談 宍戸慈 二瓶由美子
東日本大震災後、福島では特に「母子」の安全確保が優先され、母親ネットワークも広がった。一方で、一八歳以下の「子ども」でもなく、妊婦を含めた「母」でもない女性たちは、放射能の影響を受けやすい子どもや胎児への配慮が優先されることは理解しつつも「自分たちは守られていない」という思いも抱く。このような思いや不安を語り合える場をつくった宍戸さんと、地元の短大で教える二瓶さんが、被災後に感じた違和感について語り合った。
●女性のための放射能講座 放射能のリスクをどうコントロールするか 上田 昌文事故から一年半、放射能の影響は心配だけど、今さら聞けないことってたくさんある、何をどう気をつければいいの?――と悩む方は、ぜひこの講座をお読みください。みなさんが感じている漠然とした不安が、少しでも軽くなればいいなと思います。◆日常の準備が非常時の安心に 女性のための防災心得家族連れや母親同士のネットワークがある女性に比べ、単身女性、特に都会の一人暮らしの女性で近隣に知り合いがいない場合は被災時の不安は倍増するという。一人で避難所に行かなくてはならない時は怖くて不安になるが、これまでの震災経験から蓄積された知恵に学び、いざというときに困らないよう心構えと準備をしておきたい。
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