特集 部落差別を考える

●『週刊朝日』問題の本質角岡 伸彦橋下徹大阪市長の出自を描いた『週刊朝日』問題で、発行元の朝日新聞出版は一一月一二日、「深い反省」を表明、神徳英雄社長辞任など関係者の処分と再発防止策を発表した。第三者機関「朝日新聞社報道と人権委員会」の見解から浮かび上がるのは、やはりジャーナリズムの劣化だ。●大阪ルポ うちって「部落」なん? 野中 大樹部落差別について「同和問題は怖い」と避けたり特殊な世界のことだと考えたりする人もいる。しかし被差別部落といわれる地域に生きる人々にとって、その地は生活の場であり、あるいは故郷であり、あるいは人と人を結ぶかけがえのない場である。人々にとって「部落」とは何か。本誌記者がレポートする。●知っている人もそうでない人も! 部落問題Q&A 構成/編集部『週刊朝日』問題で差別が今もあることを知ったという人がいる。被差別部落がみえにくい東日本では実感としてわからない人が多いとの指摘もある。はじめて部落問題と出合った人や、知っている(つもりの)人に、部落問題の基本的な事柄をQ&Aで紹介する。 部落問題とは何ですか 差別は今もありますか 結婚以外の差別の実態はどうですか 全国水平社とは何ですか 部落差別をなくすために、どんな取り組みがあるのですか ◆コラム1 狭山事件 ◆コラム2 差別表現 ◆コラム3 部落地名総鑑

  • 11.11 反原発100万人大占拠  文・斉藤円華(ジャーナリスト)雨ニモマケズデモ中止ニモマケズ冬ノ寒サニモマケズ脱原発
  • 石原氏を支えた都知事選の有力候補 “改革派”猪瀬直樹氏の正体  横田 一行政の長として、ありとあらゆるデタラメをやらかした石原慎太郎前知事。彼を副知事として支え続けた猪瀬氏の名が、「後継者」として挙がっている。だがこれまでの同氏の言動を詳しく検証してみると、「改革」を口にしながら、権力者に擦り寄ることで出世してきた実像が見える。
  • 原発スラップ訴訟、 白川司郎氏のゴルフコンペに 集った“大物”たちの名前  田中 稔本誌二〇一一年一二月一六日号の記事が「名誉毀損」とされ、ジャーナリストの田中稔氏が原発警備会社ニューテック社元経営者の白川司郎氏から六七〇〇万円の損害賠償請求訴訟(スラップ訴訟)を起こされている(既報)。自分はフィクサーではないなどと白川氏は主張するが、ニューテックグループの懇親パーティーやゴルフコンペからは別の側面が浮かび上がる。
  • チバレイが見た 原発に「ノー」突きつけたリトアニアの国民投票  千葉 麗子「3・11」後、官邸前などで抗議に参加している元俳優、千葉麗子さん。「福島県出身である私からしたら、原発に反対することはごく自然な当たり前の感覚」という彼女が、リトアニアの国民投票をレポートする。
  • 国策捜査 第32回 三鷹痴漢冤罪事件で公判中の 津山正義さん バッグを体の前に置き両手が塞がってるのに  青木 理
  • 自由と創造のためのレッスン 時間だけが潜勢力を発動させる  廣瀬純
  • 田中眞紀子文科相をたたいて終わり? 高い授業料と私費負担で悪化している大学事情  大内裕和 中京大学教授田中眞紀子文科相が11月2日、3大学の新設に「不認可」を表明、その後二転三転したものの結局8日には開学が認可された問題で大臣に批判が集中している。しかし、大学生を取り巻く環境そのものに問題はないのか。

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