こりゃ違憲! 解散、総選挙へ

●民主分裂、政党乱立  12・16 総選挙へ●崖っぷち野田首相の「異例づくし解散」 天城 慶唐突だった野田首相の解散発言は、新党牽制というより党内反対勢力への牽制か。沈みかけた船から逃げ出して命拾いできる行き先探しに忙しい議員たち。市民の生活を顧みることなく繰り広げられる政治劇の民主政権最終幕が始まった。●巧妙な争点隠しを常態化させた野田政権 吉田 徹「ねじれ国会」のなか、延命を図りながら、業績を残すことに腐心してきた野田政権。消費税率引き上げという {功績} をあげた以上、解散総選挙の日取りは「自公」との力関係の落とし所でしかない。問われるべきものが見えない総選挙に、成熟した市民としてどう抗すべきか――政治学者が提言する。●大連立政治か、新自由主義政治の終焉か 渡辺 治談合政治の大連立であれ、極右の橋下大阪市長・石原前都知事の「日本維新の会」であれ、その本質は新自由主義と原発維持・軍事大国を掲げる「灰色・黒色連合」だ。これに対抗するべき勢力こそ、市民が主導する反新自由主義と脱原発・平和の「オレンジ・グリーン連合」に他ならない。●第三極は「野合グループ」と「政策一致グループ」に二分化 横田 一日本維新の会と太陽の党が合併したり、みどりの風が旗揚げしたりと、第三極といわれるグループの動きがさかんになっている。そこで原発とTPPを軸に、各党の姿勢を整理した。◆TPP・ISD条項 「訴えられても日本は負けない」と強弁した政府官僚

  • 編集長緊急インタビュー 都知事選出馬を表明した本誌編集委員・宇都宮健児弁護士 人にやさしい都政を目指す 多重債務者の救済、反貧困、原発被災者の支援……弁護士として常に弱い者の視点から発信し、活動してきた本誌編集委員である宇都宮健児さん。一一月九日、東京都知事選への立候補を表明すると、多くの人が応援にかけつけた。なぜ今回、都知事選へ? 平井康嗣本誌編集長が聞いた。
  • ベラルーシ・ベルラド放射能安全研究所所長 A・ネステレンコ博士が語る 放射線被曝と「エートス・プロジェクト」 「子どもたちの内部被曝量を測っても、結果は公表しない。彼らはやるべきことを行なわないのです」さくらぎ 美子チェルノブイリ事故後、放射能汚染地域住民の生活復興を目的にベラルーシで始まった「エートス・プロジェクト」。その流れを汲むグループが福島で生まれたが、内部被曝を問題にしない姿勢などには批判の声もある。今年一〇月、福島市での講演のために初来日したA・ネステレンコ博士に、「エートス」という存在について、疑問をぶつけてみた。
  • 宮城県と環境省が二重の処分契約 がれき広域処理も復興予算の流用だ  青木 泰がれきの広域化をいち早く始めた石原都知事が突如、放り投げ辞任をした。一方、このがれき問題を筆者たちが調査してわかったことは、広域処理とは被災地との絆を掲げながら国庫金を無駄遣いし、二重取りする政策だったという。
  • 中国新体制はどこへ向かうのか?  興梠 一郎一一月一四日、中国共産党の第一八回党大会が終わり、習近平をトップとする党の新指導部がお目見えした。これから一〇年、中国は新体制の下で運営される。党内抗争、社会矛盾など、直面する課題は大きい。
  • 「法螺吹きと詐欺師」と 呼ばれた盟友  若松孝二が逝った  足立正生
  • 福島女子は今を生きる 8起業するね。あたしたちが社会を作るの  宍戸慈3・11。あれから、私たちの中では何かが変わった。けれども社会の大半は変わっていない。その狭間で押しつぶされることもある。でも、わたしたちがやらなくちゃ! 来年1月、立ち上がる仲間がまたここにひとり。
  • 米軍による「レイプ反対なら、SOFA(地位協定)を変えよう!」キャンペーン 米軍性暴力サバイバー・ジェーンさんが沖縄へ  増山 麗奈

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