アベノミクスに騙されないための政治経済学
日銀新総裁が決まり、金融緩和策の転換とともに「二%の物価目標」を定めたアベノミクスが加速されるという。しかし騙されてはいけない。米国をはじめとする国際政治・経済の枠組みの中で捉えると、アベノミクスの危険な一面が浮かび上がる。
●株高に浮かれていていいのか米国の世界戦略に組み込まれるニッポン植草 一秀●衰退に向かう「帝国」ペンタゴンの軍事費削減が生む日本への「役割分担」ジョセフ・ガーソンモンスターのように肥大し続けてきた米国防総省の軍事予算は、もはや限界に達しつつある。その結果、米国が日本を筆頭に求め始めたのは、「役割分担」だ。それでも米国のパワーが、今後衰えることは避けがたい状況にある。●不安定な日中米関係の行方中国は軍事覇権国家を目指しているのかドン・ウォン中国の「軍事脅威」を煽り立てる論者は、米国と比較した中国の軍事費の少なさと、中国経済の対米依存度の大きさを無視している。今こそ、この国の真の狙いを見定めねばならない。● 国運賭けた韓米FTAは“鳴かず飛ばず”「北」との経済共同体、カギは米中ベ 淵 弘●無差別空爆のイスラエルが導入するF35武器輸出禁止を解除してはならない成澤 宗男●「集団的自衛権」を訪米の手土産と考えたトンチンカン「尖閣問題」で米国を頼れない首相田岡 俊次
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