安倍さん、子育て政策は大丈夫ですか?

幼保連携型認定こども園、幼児教育無償化など、派手な子育て政策メニューが並ぶ自公政権。だが、「待ったなし」と安倍首相も認める待機児童の対応をはじめ、質の確保、財源、優先順位など課題が満載。市民のチェックが必要だ。

●待機児童対策で、認可保育園を求める親たちなぜ、保育園をつくらないのか普光院 亜紀いっこうに減らない待機児童に、親たちがついに怒りの声をあげた。東京・杉並区に始まった異議申し立ては、首都圏の自治体に燎原の火のごとく拡がった。いったい何が問題なのか。政治はどう応えるのか。●自民党が進める新たな保育政策自己責任を押しつける「子育て」に未来はない平舘 英明民主党政権時に幼保一元化を目指した「総合こども園」が廃案。社会保障と税の一体改革にともない、民主・自民・公明の三党合意で「認定こども園」制度が新たに導入される。保育制度はどう変わるのか。●OECDのレポートを読む幼児教育無償化だけでは済まない日本の現状村上 朝子幼児教育とはそもそも何か。保育とはどこが違うのか。先進国クラブとも呼ばれるOECDが参加国の共同研究の成果として出す報告書の最新版に昨年、初めて日本の状況が取り上げられた。いま、日本で必要とされる幼児教育とは。●山口補選と自民党の政策待機児童解消と幼児教育無償化、どちらが優先か横田 一参院山口選挙区補欠選挙では、自公が推す候補者を、県私立幼稚園協会が推薦。安倍首相のお膝元では、今回だけでなく、私立幼稚園業界が自民候補の常連支援団体となっているという。何があるのか?